ラビ郡
ラビ郡(ラビぐん、Labi)はブルネイ・ブライト地区にある郡。14の村(カンポン、マレー語:kampong)からなる行政区画である。ブライト地区の中央から見て南西にあり、北はリアン郡、北東はブキト・サワト郡、東はスカン郡、南と西はマレーシア・サラワク州、北西はクアラ・バライ郡とセリア郡に接する。 ラビ郡はラビライム(マレー語:Limau Labi)の特産地である。都市から離れた農業地帯であるが、電気・電話・道路・ごみ処理・公園が整備されている[1]。面積は361.8km2[2]、2006年現在の人口は2,300人[3]。現在の郡長(Penghulu)は、2003年7月7日に就任したカマルハン・アトマ(Haji Kamarhan bin Atma)である[4]. 村ラビ郡は更にラビ一区(Labi Satu)、ラビ二区(Labi Dua)に分けられる[2]。ラビ郡の村は以下の通り。
教育内陸に位置するため、ラビ郡には3校の初等学校があるのみである。進学する場合、地域の住民はセリアやクアラブライトへ通学する。ラビ郡にある学校は以下の通り。
健康ラビ郡に所在する医療機関はラビ・ヘルスクリニック(Labi Health Clinic)のみである。この機関は、1958年に開院したラビクリニックを2002年に約70万ドルをかけて新築・拡充したもので[2]、外来・救急・母子の健康・献血・歯科を提供している[1]。 農業ブライト平野に位置するラビ郡は、ラビライムの生産で地元ではよく知られており、地元の柑橘類の商標となっている。それに加え、ブルネイ農業省はラビ郡に事務所を構え、稲作をはじめ野菜や果物(オレンジ、ドリアン、バナナなど[1])の生産を監視することで農民の援助と監視を行っている。 2003年の推計では、野菜607t、果物約1,700t、米170tを生産した。 脚注
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