ラサルテ=オリア
ラサルテ=オリア(Lasarte-Oria)は、スペイン・バスク州ギプスコア県のムニシピオ(基礎自治体)。ドノスティアルデアの構成自治体のひとつであり、サン・セバスティアン都市圏に含まれている。 地理ラサルテとオリアという2つの文化的中心地があったことから、ラサルテ=オリアという複合名が正式名称となっている。ギプスコア県の県都ドノスティア=サン・セバスティアンの南西8.5kmの距離にあり、南のスマラガやトローサから流れるオリア川が小盆地を形成している。オリア川はラサルテ=オリア付近で西に向きを変え、サラウツの近くでビスケー湾に注いでいる。バスク鉄道が運行するメトロ・ドノスティアルデアの起点となっており、ラサルテ=オリア駅からドノスティア=サン・セバスティアンの中心駅であるアマラ駅までは4区間である。
歴史1936年に発生したスペイン内戦はラサルテにも及び、同年9月4日、フランシス・フランコ率いるナショナリスト派がラサルテ一体を制圧した[1]。 文化1993年に開館したマヌエル・レクオナ文化施設には500人収容のホール、展示場、公共図書館、会議室、バル、ダンスホール、講堂などがあり、年間を通じて演劇、ダンス、映画、コンサート、会議、展示会などが行われている。 ラサルテ=オリアにはマルティン・ベラサテギがオーナーシェフを務める「ベラサテギ」がある。「ベラサテギ」は2001年に初めてミシュランガイド(レッドミシュラン)の3つ星を獲得し、2008年と2011年にはレストラン誌の「世界のベスト・レストラン50」で29位となった。 スポーツ伝統的なスポーツとして競馬がある。サン・セバスティアン競馬場はラサルテ=オリアのラサルテ地区にあることからラサルテ競馬場とも呼ばれる。クロスカントリーも長い伝統を持ち、近隣では毎年10月の最終日曜日にサン・セバスティアン国際クロスカントリーが開催されている。1920年代から1930年代にはラサルテ・サーキットで、サン・セバスティアンGP、ヨーロッパGP、スペインGPが開催された。またラサルテ=オリアには、1910年から1969年まで王立サン・セバスティアン・ゴルフクラブがあった。 政治議会
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脚注
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