ラグナロク (ファイナルファンタジー)ラグナロク(Ragnarok[1])は、ファイナルファンタジーシリーズの多く[2]に登場する架空の剣。北欧神話に描かれている、神々と邪悪な巨人族との最終決戦の名称[3]。青春の神バルドルの死をきっかけに起こった戦争で、最終的に全ての神々が滅ぶことになる。[4] 概説ラグナロクが登場する作品の大半において、ラグナロクそのものはストーリー進行上必須となる重要なアイテムではない(入手せずともストーリー進行上特に影響はない)ものの、「最強の剣」という地位[5]、またはそれに近いものとして存在することから、作品に登場する数多くの武器の中でも高い知名度がある。しかし、ラグナロクが登場する作品では、必ずラグナロクよりも攻撃力が高い、あるいは攻撃力は同一だが総合的な性能がラグナロクよりも優れている武器が存在するため、名実ともに「最強の武器」になったことは一度も無い。(各登場作品における剣としてのラグナロクの立場の項目を参照) ラグナロクの初登場作品は、FC版『ファイナルファンタジーIII』である。『III』では暗黒属性の剣(魔剣)であったが、続編の『IV』では聖剣となり、『V』では騎士剣(以降無属性となる)、『VI』では普通の剣として登場するなど、「剣」という形態は変わらなくても、作品によってその性質は大きく変わる。 各登場作品における剣としてのラグナロクの立場※FC=ファミリーコンピュータ、SFC=スーパーファミコン、GC=ニンテンドーゲームキューブ、Wii=Wii(ウィー)、VC=Wiiのバーチャルコンソール、PS=PlayStation、PS2=PlayStation 2、PS3=PlayStation 3、Xbox 360=Xbox 360、GB=ゲームボーイ、GBA=ゲームボーイアドバンス、DS=ニンテンドーDS、PSP=PlayStation Portable、WS=ワンダースワン、WSC=ワンダースワンカラー、Win=Microsoft Windows、i=iアプリ、EZ=EZアプリ (BREW)、S!=S!アプリ、AC=アーケードゲーム ファイナルファンタジーIFC版(オリジナル)には登場せず、GBA版『ファイナルファンタジーI・II アドバンス』以降より登場。
ファイナルファンタジーIIFC版(オリジナル)には登場せず、PSP版より登場。
ファイナルファンタジーIII
ファイナルファンタジーIV
『IV』の続編にあたる『ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』にも登場するが、攻撃力が『IV』の時よりも減退している。 ファイナルファンタジーV
ファイナルファンタジーVI
ファイナルファンタジーVIIクラウドが装備できる剣。マテリア成長効果のある武器の中では最強の攻撃力を誇るが、マテリア成長効果の無い武器を含めると、ラグナロクよりも強い武器が数種類存在する。なお、クラウドが装備できる武器の中で最強の攻撃力を持つのは、マテリア成長のない「アルテマウェポン」という剣であり[9]、ラグナロクは2番目の強さの剣という立場である。 ファイナルファンタジーIXスタイナーが装備できる騎士剣。普通にゲームを進める上では最強の騎士剣であるが、非常に厳しい条件を満たすと入手できる「エクスカリバーII」の方が攻撃力は高い。また、盗賊刀「アルテマウェポン」にも攻撃力は劣っている。 ファイナルファンタジーXティーダが装備できる剣。特定のオートアビリティを三つセットすると、「ラグナロク」という名前になる。 ファイナルファンタジーXIレリック(とあるエリアでドロップされる強力な装備品群)両手剣の最終形態(レリックの中で武器に関しては複数の段階が存在し、強化を施して行く)で、スカージと呼ばれるWSを全エリアで使用可能な唯一の武器。装備可能ジョブが戦士、暗黒騎士、ナイトと多いため使い回しが効き、文字通り最強の両手剣である。非常に入手難易度が高く、2008年05月16日に公開された第8回ヴァナ・ディール国勢調査では全サーバーで45人しか所持者が存在しない。しかしこれまでの作品同様、それぞれのジョブの最強装備ではない。両手剣が最も得意な魔導剣士は装備できない上に、戦士では同じレリックである両手斧ブラビューラ、暗黒騎士では同じくレリックの両手鎌アポカリプス、ナイトではレリックの片手剣エクスカリバーと同じくレリックである盾イージスとの組み合わせの方が有用である。又19番目のサーバーの名称でもあり、とあるミッションの名称でもある。 ファイナルファンタジーXII騎士剣装備3のライセンスが必要な両手剣。この作品においては、従来のシリーズではラグナロクの次に強い剣という立場に置かれることが多かった「エクスカリバー」よりも弱く、またラグナロクよりも強い武器は他にも色々と存在するため、「最強」とはとても言い難い武器となっている。町の一般市民が報酬に与えてくれる。 ファイナルファンタジータクティクスナイトと特定の専用ジョブが装備できる騎士剣で、装備中は常に白魔法「シェル」がかかる。この作品において最強の攻撃力を誇るのは「カオスブレイド」という騎士剣であり、ラグナロクは騎士剣の中でもかなり差がついた2番目の強さになる。他にもラグナロクより攻撃力の高い槍・刀が1種存在する。 ファイナルファンタジータクティクスアドバンスパラディン、神殿騎士、守護騎士が装備できる騎士剣。騎士剣の中でも攻撃力は低い方で、「最強」とは程遠い武器である。 ファイナルファンタジータクティクスA2騎士剣。前作『FFTA』のものよりは攻撃力は幾分かは上がっているものの、立場は変わらず最強とは程遠い。 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルシリーズクラヴァットが装備できる剣。クラヴァットが装備できる武器では最強を誇る。しかし、リルティが装備可能な武器の中に、ラグナロクよりも高い攻撃力を持つものがいくつかある。 初代『クリスタルクロニクル』を初め、『リング・オブ・フェイト』、『エコーズ・オブ・タイム』にも同様の立場で登場している。 ディシディア ファイナルファンタジー装備レベル99以上の大剣。この作品では多くの汎用武器のひとつという扱いである。 剣形態以外のラグナロクファイナルファンタジーシリーズにおけるラグナロクは、作品によっては剣以外の形態で登場する。 『ファイナルファンタジーVIII』においては、剣ではなく、同名の飛空艇として登場する(飛空艇を参照)。また、これを手に入れる(自由に利用できるようになる)と、『VIII』の登場人物であるラグナが自分の名前に似ていて、乗ってみたいということを話すシーンがある。 『X』の続編である『ファイナルファンタジーX-2』では、「MP消費0」の効果を持つアクセサリになっている。 『ファイナルファンタジーXIII』では、コクーンを滅ぼす、魔獣ラグナロクとして登場する。 『ファイナルファンタジーXIV』では、両手斧として登場する[10]。また、レイドコンテンツである大迷宮バハムートで探索する場所が、ラグナロク級拘束艦という名称である。 脚注
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