ヨロイトカゲ科(ヨロイトカゲか、学名: Cordylidae)はスキンク下目に属するトカゲの科の一つ。
アフリカの東部から南部に分布する。英名はgirdled lizards・spinytail lizards・girdle-tail lizardsなど。[1][2]
昼行性で主に昆虫を食べる。多くの種は地上性で、岩の割れ目などに潜むが、わずかながら穴居性のものや樹皮の下に潜むものもいる。体は平たく、大きな長方形の頑丈な皮骨が規則的に、体から尾を覆っている。多くの種は尾に棘の環を持ち、岩の隙間に体を固定するほか、捕食者からの防御に用いている[3]。
ほとんどの種は四肢を持つが、カタヘビトカゲ属は後肢に痕跡的な棘が残るのみで、四肢が退化している。本科は卵生・卵胎生種を双方含む[3]。
分類
10属66種が属する[4]。
系統
次のような系統樹が得られている。また、本科自体はカタトカゲ科の姉妹群となる[5]。
脚注
- ^ "Cordylidae." Encyclopædia Britannica. 2007.
- ^ "Cordylidae." Bill Branch. 1998. Field Guide to Snakes and other reptiles of Southern Africa. Struik Publishers, Cape Town.
- ^ a b Bauer, Aaron M. (1998). Cogger, H.G. & Zweifel, R.G.. ed. Encyclopedia of Reptiles and Amphibians. San Diego: Academic Press. pp. 160–161. ISBN 0-12-178560-2
- ^ “Cordylidae in reptile database”. 2015年2月5日閲覧。
- ^ Pyron, R. Alexander, Frank T. Burbrink, and John J. Wiens. (2013). “A phylogeny and revised classification of Squamata, including 4161 species of lizards and snakes”. BMC evolutionary biology 13 (1): 93. doi:10.1186/1471-2148-13-93.