ヨウ化ベリリウム(Beryllium iodide)は、化学式がBeI2の化合物である。吸湿性が非常に大きく、水と激しく反応してヨウ化水素酸を生成する。
反応
ヨウ化ベリリウムは金属ベリリウムとヨウ素とを500 - 700℃で反応させることにより合成する。
また、ヨウ化ベリリウムはベリリウムカーバイドとヨウ化水素を気相で反応させて合成することもできる。
ヨウ化ベリリウムは他のハロゲンと交換しやすく、フッ素と反応させるとフッ化ベリリウム、塩素と反応させると塩化ベリリウム、臭素と反応させると臭化ベリリウムを生ずる。
危険性
空気中において、固体および蒸気は可燃性である[2]。
脚注
- ^ a b
Perry, Dale L.; Phillips, Sidney L. (1995), Handbook of Inorganic Compounds, CRC Press, pp. 63, ISBN 0849386713, https://books.google.co.jp/books?id=0fT4wfhF1AsC&printsec=frontcover&dq=%22beryllium+iodide%22+properties&as_brr=3&redir_esc=y&hl=ja#PPA63,M1 2007年12月10日閲覧。
- ^ a b
Parsons, Charles Lathrop (1909), written at Easton, Pa., The Chemistry and Literature of Beryllium, Chemical Publishing, pp. 22–23, https://books.google.co.jp/books?id=7MxAAAAAIAAJ&pg=PA21&dq=%22beryllium+iodide%22&as_brr=3&redir_esc=y&hl=ja#PPA22, 2007年12月10日閲覧。