ヨアン・ロペス
ヨアン・ロペス・レイバ(Yoan López Leyva、1993年1月2日 - )は、キューバ・ヌエバ・ヘローナ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)のラグナ・ユニオン・コットンファーマーズ所属。 経歴キューバ時代キューバの国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのトロンヘロス・デ・イスラ・デ・ラ・フベントゥでプレーしていた。 プロ入りとダイヤモンドバックス時代2014年にハイチへ亡命した。ニューヨーク・ヤンキース[1][2][3]、サンフランシスコ・ジャイアンツ[3]、サンディエゴ・パドレス[3]、ボストン・レッドソックス[1]、アリゾナ・ダイヤモンドバックス[3]が獲得に向けて調査していると報道された。 2015年1月17日にダイヤモンドバックスとマイナー契約で合意した[4]。この年は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスとAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、2球団合計で11試合(先発10試合)に登板して2勝6敗、防御率4.17、38奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズに所属した。 2016年もルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスとAA級モービルでプレーし、2球団合計で16試合に先発登板して4勝7敗、防御率5.26、40奪三振を記録した。この年のシーズン中には野球への熱意を失ったとして失踪事件を起こしている[5]。 2017年はルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、2球団合計で21試合に登板して2勝0敗5セーブ、防御率0.85、59奪三振を記録した。オフには2年ぶりにアリゾナ・フォールリーグに参加し、前回と同じくソルトリバーに所属した。 2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは、ダイヤモンドバックスの組織内で26位(シーズン途中で18位に上昇)にランクインした[6]。この年マイナーではAA級ジャクソン・ジェネラルズ[7]でプレーし、45試合に登板して2勝6敗12セーブ、防御率2.92、87奪三振を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームの世界選抜に選出された[8]。9月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]。9月9日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューを果たしたが、一死も取れずに3安打3失点2被本塁打を喫する散々な投球だった[10]。この年メジャーでは10試合に登板して防御率3.00、11奪三振を記録した。 2019年はメジャーに定着し、70試合に登板して2勝7敗1セーブ、防御率3.41、42奪三振を記録した。 2020年は20試合に登板して0勝1敗、防御率5.95、16奪三振を記録した。 2021年5月15日にカーソン・ケリー、J.B.ブカウスカスの10日間の故障者リスト入り、クリス・デベンスキーの60日間の故障者リスト入りに伴い、ドミンゴ・レイバ、ジョー・マンティプリーとメジャーに昇格した[11]。5月20日にDFAとなった[12]。 ブレーブス傘下時代2021年5月22日にデイビー・エストラーダとのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[13]。移籍後は傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズへ送られ、メジャーへの昇格はなかった。オフの11月22日にジェイ・ジャクソンの加入に伴いDFAとなった[14]。 メッツ時代2021年11月29日にウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[15]。 2022年3月16日にDFAとなり、18日にウェイバー公示を経てマイアミ・マーリンズへ移籍したが、27日にDFAとなった。その後、29日にウェイバー公示を経てニューヨーク・メッツへ移籍した[16]。シーズン開幕後、4月27日のセントルイス・カージナルス戦で7回裏に3番手で移籍後初登板した。この試合の8回裏、直前に自軍のJ.D.デービスが死球を受けていたため、報復としてノーラン・アレナドの顔面付近に速球を投げ込むとアレナドが激昂し、両軍入り乱れての乱闘となった[17]。 巨人時代2022年12月27日、読売ジャイアンツへの入団が発表された[18]。背番号は99。 2023年は勝利の方程式の一角として期待され、中日ドラゴンズとの開幕戦では1点勝ち越した9回にクローザーとして登板も、1死2・3塁のピンチを招いて降板。後を受けた投手陣が逆転を許して初黒星を喫した[19]。その後も投球は安定せず、わずか8試合登板、0勝1敗、防御率4.05という成績に終わり、オフの12月1日に公示された保留選手名簿から外れて退団した[20]。 メキシカンリーグ時代2024年2月26日、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)に所属するラグナ・ユニオン・コットンファーマーズへの入団が発表された[21]。 選手としての特徴最速160km/hを記録した快速球と決め球のスライダーが投球の90%以上を占め、時折チェンジアップを織り交ぜる[22]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録MiLB
NPB
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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