モスコーフスキー駅
モスコーフスキー駅(モスコーフスキーえき、ロシア語: Московский вокзал、マスコーフスキー・ヴァグザール)は、サンクトペテルブルクにおける5つのターミナル駅の1つ。1851年にモスクワ・サンクトペテルブルク鉄道とサンクトペテルブルク・ムルマンスク鉄道の起終点駅として開業した。イタリア風ネオルネッサンス様式の駅舎は開業時の建物で、ロシア最古級の駅舎である。 建築家はコンスタンチン・トーンの設計である。 駅名はモスクワ方面の列車が発着することに由来する[1]。モスクワのさらに南のキエフやソチまで運行される列車もある。 この駅は、旧海軍省ビルから東へ延びるサンクトペテルブルク一番の繁華街であるネフスキー大通りのほぼ中央部の蜂起広場の南側に面していて、サンクトペテルブルク地下鉄や路面電車などからの接続も便利である。 駅構造プラットフォーム7面11線の地上駅である。発車線はプラットフォーム毎に1番から7番まで割り振られており、発車線の番号は各プラットフォームの右側・左側という形で区別される。改札は1番から3番のみに設置されている。
運行特急列車は1日30本から40本程度発車するが、サプサン号以外のほとんどが夜行列車であるため、午前中は本数が少なく5時間程度間隔が空くこともある。普通・快速列車はモスクワ線が1日約30本、ヴォルホフストロイ線が1日約20本発車する。モスクワ線は通勤時間帯中心の運行であるが、閑散時でも毎時1本程度の本数が確保されている。ヴォルホフストロイ線は午前中に3時間程度間隔が空くことがあるが、他の時間帯はおおむね毎時1本程度発車する。 コンコース特急列車用コンコースと普通列車用コンコースに分かれている。駅舎が特急列車のコンコース、駅舎西隣の広場(屋外)が普通列車用コンコースとなっており、切符売場も特急用と普通用に分かれている。駅舎の入口では手荷物検査を行っているが、地下鉄蜂起広場駅の出口から入場する場合は手荷物検査が無い。 乗り換え地下鉄バス
駅周辺
隣の駅
脚注関連項目 |