メタル・ハート
『メタル・ハート』(Metal Heart)は、ドイツのヘヴィメタル・バンド、アクセプトが1985年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。 背景デビュー当時のセカンド・ギタリスト、ヨルグ・フィッシャーが復帰した編成でレコーディングされた。プロデュースは、1975年よりスコーピオンズの作品を手掛けてきたディーター・ダークスによる[8]。 タイトル曲「メタル・ハート」にはピョートル・チャイコフスキーの「スラヴ行進曲」とルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのエリーゼのためにからの引用が含まれており、ウルフ・ホフマンは2013年のインタビューにおいて「よくメタルの雛型を作ったのはブルースだと言われて、クラシック音楽との関係については殆ど語られてこなかった。だけど、多くの偉大な作曲家達は、当時のメタル・ゴッドだったんだよ!」と語っている[9]。 反響・評価バンドは本作で大きな成功を収めた。母国ドイツのアルバム・チャートでは13位を記録し、自身初のトップ20入りを果たす[3]。スウェーデンのアルバム・チャートでは初登場6位となり、その後4位を記録[1]。ノルウェーのアルバム・チャートでは3週連続で9位を記録した[2]。日本では自身初のオリコンLPチャート入りを果たし、最高47位を記録[5]。アメリカのBillboard 200では94位を記録し、2作連続でトップ100入りを果たした[7]。 Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「アメリカ市場に食い込もうという戦略から、彼らの力強いギター・リフに、よりキャッチーなコーラスやメロディを持ち込んだ」「確かに親しみやすさを追求しているが、有能なリード・スクリーマーであるウド・ダークシュナイダーの、喉を引き裂くような声には、些かの衰えもない」と評している[10]。 収録曲全曲ともアクセプトとデフィの共作。
カヴァー参加ミュージシャン
脚注
|