メイショウダッサイ

メイショウダッサイ
第20回阪神ジャンプステークス出走時
(2018年9月15日)
欧字表記 Meisho Dassai[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2013年4月8日
抹消日 2022年11月20日[2]
スズカマンボ[1]
スズカブルーム[1]
母の父 スキャターザゴールド[1]
生国 日本の旗 日本北海道新ひだか町[3]
生産者 グランド牧場[1]
馬主 松本好雄[1]
調教師 飯田祐史栗東[1]
競走成績
生涯成績 36戦10勝[1]
獲得賞金 3億8494万6000円[1]
勝ち鞍
J・GI 中山グランドジャンプ 2021年
J・GI 中山大障害 2020年
J・GII 東京ハイジャンプ 2020年
J・GII 阪神スプリングJ 2021年
J・GIII 小倉サマージャンプ 2019年
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メイショウダッサイ(欧字名:Meisho Dassai2013年4月8日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2020年中山大障害、2021年の中山グランドジャンプ

馬名の意味は、冠名獺祭[4]。2020年度のJRA賞最優秀障害馬に選出された。

戦績

  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[5]

2015年9月27日、阪神競馬場での2歳新馬戦でデビューし、8着。3戦目で初勝利を挙げるが、500万下条件では3着が最高成績にとどまり、2017年11月19日の500万下条件戦13着を最後に障害競走に転じる。

2018年4月18日の障害初戦7着、2戦目6着のあと3戦目で障害初勝利を挙げ、重賞初出走の阪神ジャンプステークスではアップトゥデイトの3着。続く4戦を2着2回のあと2連勝し、2019年7月の小倉サマージャンプでは襷コースを過ぎた辺りで先頭に立つと直線でそのまま押し切り重賞初制覇を果たす[6]。秋に入り東京ハイジャンプは2着、中山大障害は3着とした。2020年初戦となったペガサスジャンプステークスは道中3番手追走から直線で先頭に躍り出ると最後はメドウラーク以下に7馬身差をつけ勝利[7]。続く中山グランドジャンプオジュウチョウサンの2着。秋に入り東京ハイジャンプでは好位追走から最終障害を飛越して抜け出すと後続に1馬身4分の3差をつけ重賞2勝目をマークする[8]。中山大障害では先団追走から最後の直線でケンホファヴァルトを外から差し切ってJ・GI初制覇を果たした[9]。2020年度のJRA賞選考では283票中199票を集めて最優秀障害馬に選ばれたほか、最優秀4歳以上牡馬部門に1票投じられていた[10]

2021年初戦、阪神スプリングジャンプは2着スマートアペックスに7馬身差をつけて勝利[4][11]。次走の中山グランドジャンプは道中中団から好位へ上がっていくと直線の最終障害を越えて先頭に立ち、一気に後続を突き放して、2着のケンホファヴァルトに4馬身差をつけ優勝し、重賞4連勝でJ.GI2勝目を手にした[12]。秋は京都ジャンプステークスからの始動が予定されていたが、10月に入って左前脚の繋靱帯炎が判明し休養を余儀なくされた[13]。その後、治療を終えて栗東トレセンへ戻り、復帰へ向けて調整が続いていたが繋靱帯炎が再発したため、2022年11月18日に管理する飯田祐史調教師により現役を引退することを明らかにした。引退後は馬事公苑で乗馬となる予定[14]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[5]およびnetkeiba.com[15]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離
(馬場)



オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F[race 1]
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2015.09.27 阪神 2歳新馬 芝2000m(良) 8 3 3 041.00(7人) 08着 R2:08.3(41.0) -3.1 0戸崎圭太 54 ロライマ 516
0000.10.17 新潟 2歳未勝利 ダ1800m(稍) 11 2 2 028.90(7人) 08着 R1:58.2(41.5) -3.1 0義英真 53 コパノビジン 504
0000.11.07 福島 2歳未勝利 ダ1700m(良) 15 7 12 069.5(12人) 01着 R1:48.8(39.1) -0.0 0義英真 53 (アルセナーレ) 482
2016.02.28 小倉 くすのき賞 500万下 ダ1700m(稍) 16 7 14 124.1(15人) 11着 R1:49.0(39.7) -2.5 0義英真 56 キョウエイギア 480
0000.03.19 阪神 3歳500万下 ダ1800m(重) 16 7 14 476.5(16人) 10着 R1:52.2(38.2) -2.3 0義英真 54 マインシャッツ 482
0000.04.16 阪神 3歳500万下 ダ1800m(良) 15 8 14 264.1(14人) 06着 R1:53.4(38.2) -0.7 0義英真 54 イーストオブザサン 474
0000.05.08 京都 3歳500万下 ダ1800m(良) 8 5 8 017.40(5人) 06着 R1:53.8(37.6) -1.6 0小崎綾也 55 ポッドクヒオ 472
0000.05.21 東京 3歳500万下 ダ2100m(良) 13 4 5 020.80(7人) 08着 R2:14.9(38.5) -1.6 0三浦皇成 56 ケイツートール 460
0000.09.11 阪神 3歳上500万下 ダ2000m(良) 14 4 5 081.0(12人) 08着 R2:05.3(37.8) -0.8 0義英真 52 ジョースターライト 480
0000.10.10 京都 3歳上500万下 ダ1900m(稍) 13 7 11 056.3(10人) 06着 R1:59.5(38.2) -1.0 0義英真 53 グレイトパール 486
0000.10.29 新潟 3歳上500万下 ダ2500m(重) 14 5 8 010.60(5人) 05着 R2:44.5(40.4) -1.3 0義英真 52 キングルアウ 484
0000.11.20 福島 3歳上500万下 ダ2400m(重) 16 8 16 010.60(5人) 14着 R2:37.5(39.3) -1.8 0鮫島良太 55 エルゼロ 488
2017.04.15 福島 4歳上500万下 ダ1700m(良) 15 8 14 020.50(9人) 04着 R1:47.9(38.4) -1.0 0義英真 56 アポロノホウリン 484
0000.05.06 新潟 4歳上500万下 ダ1800m(重) 15 7 13 028.00(7人) 12着 R1:56.3(39.8) -3.6 0義英真 56 コパノアラジン 496
0000.06.10 阪神 3歳上500万下 ダ1800m(稍) 16 5 9 043.1(10人) 03着 R1:54.6(37.2) -0.9 0義英真 56 キクノルア 506
0000.06.24 阪神 3歳上500万下 ダ1800m(稍) 16 5 10 036.0(11人) 11着 R1:54.2(37.2) -1.1 0義英真 56 サトノアルカディア 506
0000.09.30 阪神 3歳上500万下 ダ1800m(良) 16 6 12 129.2(15人) 10着 R1:55.0(38.3) -2.0 0義英真 56 セルリアンアラシ 488
0000.10.29 新潟 3歳上500万下 ダ1800m(不) 11 6 6 039.90(9人) 04着 R1:51.9(37.7) -0.8 0富田暁 54 オールウェイズゼア 492
0000.11.19 福島 3歳上500万下 ダ1700m(良) 15 8 15 015.60(7人) 13着 R1:48.8(38.7) -1.5 0富田暁 54 フィルムフランセ 492
2018.04.28 新潟 障害4歳上未勝利 障2890m(良) 13 8 13 052.50(9人) 07着 R3:12.5(13.3) -1.6 0森一馬 60 マテンロウハピネス 484
0000.05.20 新潟 障害4歳上未勝利 障2890m(稍) 14 5 8 028.80(9人) 06着 R3:12.2(13.3) -0.8 0森一馬 60 ヴェラヴァルスター 498
0000.08.18 小倉 障害3歳上未勝利 障2860m(良) 9 4 4 006.70(4人) 01着 R3:12.5(13.5) -0.2 0森一馬 60 (シロクニ) 504
0000.09.15 阪神 阪神ジャンプS J・GIII 障3140m(良) 9 3 3 035.80(6人) 03着 R3:30.3(13.4) -3.1 0森一馬 60 アップトゥデイト 502
0000.11.25 京都 障害3歳上OP 障3170m(良) 11 8 11 004.70(2人) 02着 R3:34.7(13.5) -0.4 0森一馬 60 メイショウオトコギ 518
2019.01.12 中山 中山新春JS OP 障3200m(良) 14 7 12 002.40(1人) 02着 R3:34.0(13.4) -0.0 0森一馬 60 シークレットパス 512
0000.02.10 京都 障害4歳上OP 障3170m(稍) 11 7 8 001.60(1人) 01着 R3:40.3(13.9) -0.4 0森一馬 60 (アズマタックン) 520
0000.06.01 東京 障害3歳上OP 障3100m(良) 9 5 5 002.70(1人) 01着 R3:25.3(13.2) -2.0 0森一馬 61 (キークラッカー) 508
0000.07.27 小倉 小倉サマーJ J・GIII 障3390m(良) 12 7 9 001.60(1人) 01着 R3:44.0(13.2) -0.3 0森一馬 60 (アグリッパーバイオ) 512
0000.10.15 東京 東京ハイJ J・GII 障3110m(良) 9 2 2 002.60(2人) 02着 R3:28.1(13.4) -0.0 0森一馬 60 シングンマイケル 500
0000.12.21 中山 中山大障害 J・GI 障4100m(良) 15 7 12 006.20(4人) 03着 R4:39.6(13.6) -0.7 0森一馬 63 シングンマイケル 508
2020.03.20 中山 ペガサスJS 障OP 障3350m(良) 13 1 1 001.70(1人) 01着 R3:42.0(13.3) -1.2 0森一馬 60 メドウラーク 512
0000.04.18 中山 中山グランドJ J・GI 障4250m(不) 11 8 11 010.20(3人) 02着 R5:03.4(14.3) -0.5 0森一馬 63 オジュウチョウサン 506
0000.10.18 東京 東京ハイJ J・GII 障3110m(稍) 8 6 6 001.40(1人) 01着 R3:31.1(13.6) -0.3 0森一馬 60 (ヒロシゲセブン) 508
0000.12.26 中山 中山大障害 J・GI 障4100m(良) 16 7 14 001.70(1人) 01着 R4:40.7(13.7) -0.3 0森一馬 63 ケンホファヴァルト 512
2021.03.13 阪神 阪神スプリングJ J・GII 障3900m(稍) 8 4 4 001.30(1人) 01着 R4:24.6(13.6) -1.1 0森一馬 62 スマートアペックス 504
0000.04.17 中山 中山グランドJ J・GI 障4250m(良) 8 6 6 001.80(1人) 01着 R4:50.1(13.7) -0.7 0森一馬 63 (ケンホファヴァルト) 508
  1. ^ 障害戦は平均1F

血統表

メイショウダッサイ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系
[§ 2]

スズカマンボ
2001 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
スプリングマンボ
1995 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*キーフライヤー Nijinsky II
Key Partner

スズカブルーム
2002 鹿毛
*スキャターザゴールド
Scatter the Gold
1997 黒鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Dance Smartly Danzig
Classy'n Smart
母の母
イエローブルーム
1989 栗毛
*パークリージェント Vice Regent
Miss Attractive
グランドリーム トウショウボーイ
エリモルーシー
母系(F-No.) エリモルーシー(GB)系(FN:16-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr. Prospector 4 × 3 = 18.75% [§ 4]
出典
  1. ^ [16][17]
  2. ^ [17]
  3. ^ [16][17]
  4. ^ [16][17]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m メイショウダッサイ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年11月20日閲覧。
  2. ^ メイショウダッサイが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2022年11月20日). 2022年11月20日閲覧。
  3. ^ メイショウダッサイ”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年9月2日閲覧。
  4. ^ a b 【阪神スプリングJ】メイショウダッサイ7馬身差圧勝!森一「いい走り、いい跳びをしてくれた」”. スポニチアネックス - ギャンブル. スポーツニッポン (2021年3月14日). 2021年9月2日閲覧。
  5. ^ a b メイショウダッサイ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年12月27日閲覧。
  6. ^ 【小倉サマージャンプ】メイショウダッサイが重賞初制覇”. サンケイスポーツ (2019年7月27日). 2020年12月27日閲覧。
  7. ^ 【ペガサスジャンプS】(中山8R)メイショウダッサイが7馬身差の快勝”. netkeiba.com (2020年3月20日). 2020年12月27日閲覧。
  8. ^ 【東京ハイジャンプ結果】メイショウダッサイが断然人気に応えて快勝”. netkeiba.com (2020年10月18日). 2020年12月27日閲覧。
  9. ^ 【中山大障害】メイショウダッサイが1番人気に応えてJ・GI初制覇”. サンケイスポーツ (2020年12月26日). 2020年12月27日閲覧。
  10. ^ 【2020年度JRA賞】ハイレベルな争いも、記者投票はアーモンドアイ“圧勝””. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2021年1月6日). 2021年9月2日閲覧。
  11. ^ 【阪神スプリングJ】メイショウダッサイ格の違い見せた!7馬身差で圧勝 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年3月25日閲覧。
  12. ^ 【中山グランドジャンプ結果】新王者メイショウダッサイが完勝! オジュウチョウサン6連覇ならず5着 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年6月3日閲覧。
  13. ^ メイショウダッサイ年内休養へ 左前脚の繋靱帯炎のため”. 日刊スポーツ (2021年10月5日). 2022年1月8日閲覧。
  14. ^ J・G1・2勝メイショウダッサイ引退 オジュウチョウサンとの再戦ならず日刊スポーツ、2022年11月18日閲覧
  15. ^ メイショウダッサイの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年12月27日閲覧。
  16. ^ a b c メイショウダッサイ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年9月2日閲覧。
  17. ^ a b c d e メイショウダッサイの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年9月2日閲覧。

外部リンク