ミシガン (原子力潜水艦)
ミシガン(USS Michigan, SSBN-727/SSGN-727)は、アメリカ海軍のオハイオ級原子力潜水艦の2番艦。艦名はミシガン州に因んで命名された。その名を持つ艦としてはサウスカロライナ級戦艦2番艦(BB-27)以来3隻目。 艦歴ミシガンの建造は1975年2月28日にコネチカット州グロトンのジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社に発注され、1977年4月4日に起工した。1980年4月26日に進水し、1982年9月11日に就役した。1983年3月16日にワシントン州バンゴールに到着し、66回目の戦略抑止哨戒を完了した。 ミシガンは2003年からブレマートンのピュージェット・サウンド海軍造船所でSSBN(原子力弾道ミサイル潜水艦)からSSGN(原子力巡航ミサイル潜水艦)への転換作業を終え、2007年6月12日にバンゴール海軍潜水艦基地から原子力特殊潜水艦としての初めての航海に出た。7月の始めに真珠湾に進出。訓練と実戦パトロールの後、2007年9月にはグアム島に配備される予定。 従来、アメリカ海軍の潜水艦艦長は中佐が配置されていたが、トマホーク巡航ミサイルを最大154発も搭載し、60名以上の特殊作戦隊員を陸上へ送り出し指揮・支援する巡航ミサイル潜水艦の戦略上の重要さが増してきたのに対応して、航空母艦や大型巡洋艦の艦長と同様に大佐(O6、オーシックス)があてられることとなった。乗組員の2つの交代要員、ゴールドとブルーの両チームにそれぞれの大佐が指揮する。2015年から2016年の改造修理で女性曹士に対応できるように居住区を改装することとなり、艦首洗面所を拡張し、艦尾シャワー室と共にトイレを追加、兵員読書室を居住区に改装して、ここにもシャワー室を追加した[1]。 2023年6月16日、大韓民国の釜山海軍作戦基地に入港した。米韓が4月に米戦略兵器の朝鮮半島展開の強化を表明したことに基づく寄港で、15日にも弾道ミサイルを発射するなど核・ミサイル開発を進める北朝鮮を牽制した[2][3]。 登場作品
参考資料
関連項目外部リンク
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