マルセル・バシェ
マルセル・バシェ(André-Marcel Baschet、1862年8月5日 - 1941年12月28日)はフランスの画家である。 略歴セーヌ=サン=ドニ県のガニーに生まれた。父親のリュドヴィク・バシェ(Ludovic Baschet:1834-1909)は版画や美術書の出版社の創業者で、雑誌「Panorama」や「Revue illustrée」の創刊者である。兄のルネ・バシェ(René Baschet:1860-1949)は美術評論家で美術雑誌「イリュストラシオン」の出版者であった。 1879年に私立の美術学校、アカデミー・ジュリアンに入学し、ジュール・ジョゼフ・ルフェーブルに学び[1]、官立学校、エコール・デ・ボザールでギュスターヴ・ブーランジェに学んだ。1883年にローマ賞を受賞し、ローマの在ローマ・フランス・アカデミーに1883年から1887年まで留学した[2]。ローマでは音楽分野のローマ賞を受賞して、ローマに滞在していた若き日のクロード・ドビュッシーの肖像画を残している。 1889年にアカデミー・ジュリアンの教授となり、1900年からしばらくナポレオン1世の末弟ジェローム・ボナパルトの長女、マチルド・ボナパルトの美術教師を務めた。 1898年にレジオンドヌール勲章(シュバリエ)を受勲し、1913年にレジオンドヌール勲章(オフィシエ)を受勲し、同年芸術アカデミーの会員に選ばれた。 作品
脚注
参考文献
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