マリー、もうひとつの人生
『マリー、もうひとつの人生』(マリーもうひとつのじんせい、La Vie d'une autre)は2012年のフランス・ベルギー・ルクセンブルク合作のロマンティック・コメディ映画。監督はシルヴィー・テステュー、出演はジュリエット・ビノシュとマチュー・カソヴィッツなど。運命の男性と出会って一夜を共にした翌朝、目覚めると15年先の世界にタイムスリップしてしまっていた女性を描いている[3]。原作はフレデリック・デゲルの小説『La Vie d’une autre』。 日本では劇場未公開だが、2014年2月2日にWOWOWで放送された[4]。 ストーリーマリーは26歳の誕生日に出会った漫画家志望の青年ポールと恋に落ち、一夜を共にする。幸せな気持ちで朝を迎えると、そこは見覚えのない豪華マンションのベッドルームだった。戸惑うマリーは、今日がポールと出会った日から15年後の2011年の誕生日であり、既にポールと結婚し、2人の間に生まれた幼い1人息子アダムと3人で暮らしていることを知る。マリーは慌てながらも何とかその生活に適応しようと奮闘するが、41歳になったマリー本人にも、15年の間に大きな変化があった。マリーはポールの父ディミトリの会社で大成功を収め、やり手の女性経営者として「女帝」とまで言われる存在になっていたのである。しかしその一方で家庭よりも仕事を優先し、かつての親友フロランスとは絶縁、実家とも疎遠、更には会社の部下と不倫関係にあり、夫ポールに離婚を言い出していた。自分自身のあまりの変化に愕然としつつも、マリーはポールの愛を取り戻そうとし、ポールも15年前に出会った当時のままのマリーを受け入れようとするが、5年前の彼女の裏切りをどうしても許せない。マリーはポールとの離婚を受け入れ、ディミトリからロンドン支社を任されることになる。マリーはポールにこれまでの15年間を忘れて欲しいと涙ながらに詫び、改めてポールへの愛を告白する。その夜、マリーとポールは激しく愛し合う。 キャスト
作品の評価アロシネによれば、フランスの20のメディアによる評価の平均点は5点満点中2.4点である[5]。 出典
外部リンク |