ポール・コラン(Paul Colin、1892年6月27日 - 1985年6月18日)は、アール・デコを代表するフランスのグラフィックデザイナーである。ポスターを得意とする。キュビスム、未来派、構成主義の要素を取り入れた、幾何学的な意匠が特徴である。
コランは家具デザイナー、ウジェーヌ・ヴァランと、彫刻家・画家のヴィクトール・プルーヴェの助けにより、初めてアートの世界に入った[1]。
また彼は、1926年には美術学校を設立し、教育にも力を入れた。
コランはルーポ、カルリュ、カッサンドルとともに、(ダルタニアンを含めた)「三銃士」と呼ばれ、「フランス広告界の支配者的存在」であった(下記参考文献13ページ参照)。
代表作
- ポスター「黒人レヴュー シャンゼリゼ・ミュージックホール(La Revue Nègre au Music-hall des Champs-Élysées)」(1925年)
- ポスター「ジョセフィン・ベーカー(Jpsephine Baker)」(1920年代後半)
- ポスター「タバラン(ダンス・ホール)(Tabarin)」(1928年)
カタログ
- 「アール・デコのポスター展」展覧会カタログ(東京国立近代美術館フィルムセンター・1995年)
- 掲載されている作品は、以下の3点。
- タバラン(ダンスホール)、1928年、リトグラフ、67x48.3cm、東京国立近代美術館蔵
- アンドレ・ルノー(ピアニスト)、1929年、リトグラフ、156x114cm、東京国立近代美術館蔵
- トランザトランティック総合会社、1930年頃、リトグラフ、100x61.5cm、東京国立近代美術館蔵
脚注
関連項目
外部リンク