ポイント・オブ・ディパーチャー
『ポイント・オブ・ディパーチャー[注釈 1]』(Point of Departure)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、アンドリュー・ヒルが1964年に録音・1965年に発表したスタジオ・アルバム。 解説本作でサイドマンを務めたエリック・ドルフィーは、本作録音の約1か月前の1964年2月25日、ブルーノート・レコード所属時としては唯一のリーダー・アルバム『アウト・トゥ・ランチ』を録音しており、リチャード・デイヴィスとトニー・ウィリアムスも、同作に引き続き本作のセッションにも参加した[3]。ヒルは本作の録音当時「トニー・ウィリアムスがいてくれたから、確実にリズム面での自由度が増した」と語っている[4]。 テナー・サクソフォーン奏者に関しては、当初チャールス・ロイドが起用される予定だったが、最終的にはロイドに代わりジョー・ヘンダーソンが参加した[5]。なお、ヒルは以前、ヘンダーソンのアルバム『アワ・シング』でサイドマンを務め、それをきっかけにブルーノートで録音活動を行うようになった[5]。 Thom Jurekはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「ピアニスト/作曲家のアンドリュー・ヒルは恐らく、彼のどのカタログよりも、この日の録音がよく知られており、それも当然の出来栄えである」「21世紀になっても、ジャズの未来を指し示している」と評している[2]。 収録曲全曲ともアンドリュー・ヒル作曲。
1988年再発CD (CDP 7 84167 2)
参加ミュージシャン
脚注注釈
出典
外部リンク
|