ペワ湖
ペワ湖(ペワこ、フェワこ、Phewa Tal、英:Phewa Lake)は、ネパール・ポカラ渓谷内のポカラ市内西側にある湖。南北に長くなっているが、北部が幅があり下流側のダムのある南部が細くなっている。ネパールを代表する観光地、リゾート地の一つ[1]。 概要ポカラはヒマラヤに端を発する渓谷の緑豊かな盆地に位置し、標高は約800mでカトマンズよりも温暖でバナナの木も生えている。ペワ湖はポカラの中心部より西側に位置し、湖畔はレイクサイドと呼ばれ、多くのホテル、店舗が住宅と同居しており、湖畔道路沿いは観光客が集中しにぎやかである。ダムサイドにはネパール・ツーリウム・ボードという建物があり、観光案内所、イミグレーション・オフィス、アンナプルナ自然保護地域プロジェクト(ACAP)などが入っている。ダムサイドからレイクサイドへ向かい道路には大木があり、チョウタラ(休憩所)となっており露天商がたむろする場所があり、サヒド・チョークと呼ばれ、付近には政府のオフィスが並ぶ。北へ徒歩5分の距離あたりには郵便局がある。レイクサイドを北上し車道がなくなるあたりからツーリスト向けの店舗がなくなり、田畑や水牛が草を食むのどかな景色に変る。湖畔からは、サランコットへの登山道が伸びている[1]。 ペワ湖を含む一帯の9つの湖からなる湖沼群はアカハジロ、インドハゲワシなどの鳥類およびウンピョウ、インドセンザンコウなどの哺乳類の生息地で、2016年にラムサール条約登録地となった[2]。 湖畔には、数多いレストランのほか何箇所かレンタルボートがあり、絶え間なくボートが発着する光景が日が暮れるまで見られる。湖上から見るアンナプルナ連峰は特に美しい。湖面は夕暮れ時には絶妙な色合いに染まる[1]。 周辺観光ポカラはヒマラヤ登山の拠点になっているため、常ににぎやかであるが、湖畔でのんびりする観光客、登山客のほか地元民も暑い日の夕方には涼を求めてやってくる。登山者のほか、ホテルに長期滞在する者も多く、レンタサイクルや貸ボートなどでゆっくり過ごす観光客も多い。近在には、サランコットの丘、ビンドゥバシニ寺院、パタレ・チャンゴ、グプテシュワール・マハーデヴ洞窟、タシリン・チベット村、チベットとの交易でその昔賑わっていた古い街並みのオールドバザール、日本山妙法寺、各種博物館などが点在する。その他、パラグライダー、エンジン付きグライダーなどのアクティビティがある[1]。 サランコットの丘
ビンドゥバシニ寺院パタレ・チャンゴグプテシュワール・マハーデヴ洞窟
タシリン・チベット村
オールドバザール日本山妙法寺国際山岳博物館自然史博物館ポカラ岳博物館ギャラリー脚注
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