ベンガル語訳聖書ベンガル語訳聖書(ベンガルごやくせいしょ)では、キリスト教聖書のベンガル語への翻訳を扱う。 ベンガル語はインド・アーリア語派に属する言語で、おもにバングラデシュおよびインド・西ベンガル州で話されていて、それらの地の公用語である。表記にはブラーフミー文字から発展したベンガル文字を使う。大部分がイスラム教徒の国・地域で、過去にもアラビア文字を使わなかったのは珍しい。アッサム語とは親しい関係にある。 歴史西欧人としては初めて、ナサニアル・ホールヘッド(Nathaniel B. Halhead)がベンガル語文法の本を著したのは1776年で、イギリスの為政者のためであった。1793年、ウイリアム・ケアリーはセランポール(カルカッタの北郊外)で聖書をベンガル語に翻訳して出版し、1801年には改訂版を出した。バングラディッシュで現在使われている文語聖書はこの聖書で[1]、口語訳聖書は新しい訳である。イエズス会のベルギー人神父クリスチアン・ミニョン(Christian Mignon)はこの聖書を改訂して、『Mangalbarta聖書』として細かな注釈を付けて出版した。 翻訳の例
参照項目
脚注外部リンク |