ヘレン・メリル・イン・トウキョウ
『ヘレン・メリル・イン・トウキョウ』(Helen Merrill In Tokyo) は、アメリカ合衆国の女性ジャズ・シンガーであるヘレン・メリルが、日本人の伴奏者により東京で録音したスタジオ・アルバム[1]。1963年1月25日に2度目の来日をしたメリルは[2]、2月10日にNHKの音楽番組『こよい歌えば』に出演するなどした後[3]、2月12日、13日にこのアルバムの録音セッションに臨んだ[1]。伴奏は、ピアニストに前田憲男が在籍していた猪俣猛とウエストランダーズがつとめ、ゲストとして稲垣次郎が追加されてリード楽器が補強された[1]。 リリースとリイシューオリジナル盤のLPは、キングレコードから1963年にリリースされた (SKJ 5)[1]。 その後、1978年には、アルバム名の日本語表記を『ヘレン・メリル・イン・トーキョー』と改め、キングレコード参加のジャズ専門レーベル「パドル・ホイール」から、ジャケットデザインと一部の曲順を変えた形で、すなわちB面の最後に置かれていた「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥー・カム・ホーム・トゥー」をB面の冒頭に移す形で、LPがリイシューされた (K23P-6222)[4]。後に「パドル・ホイール」からCDがリリースされた際にも、この曲順が維持された[5]。 「パドル・ホイール」レーベルが休止した後、キングレコードから出されたリイシューは、1995年のLP、2012年以降のCDともオリジナル盤LPに準じたアルバム名の表記、曲順に復している[6]。 トラックリストLPでは、A面に5曲、B面に5曲が収録されていた[1]。 曲順は、オリジナルLPに準じた、後年のCDによる。「パドル・ホイール」レーベルのものは一部曲順が異なる。
パーソネル脚注
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