『プルミエール 私たちの出産』(プルミエール わたしたちのしゅっさん、原題:Le Premier Cri)は、2007年のフランスのドキュメンタリー映画。
概要
文化・人種・環境が全く異なる10カ国の出産事情を監督ジル・ド・メストルが追った、ドキュメンタリー作品。出産を皆既日食と結びつけ、神秘的なものとして扱っている。ディズニー・ネイチャー・プロダクションの第1回作品。キャッチコピーはあなたのために生きていく。
2007年、セザール賞最優秀ドキュメンタリー賞にノミネートされた。
日本ではPG-12指定。
監督のメストルは男性で、自国フランスで出産を扱ったドキュメンタリーのテレビ番組を担当したことから出産に興味を持ち、今回の映画の製作に至ったという。
内容
- アメリカ:ヴァネッサ(32歳)
- 医療機関に頼らず、自宅での自然分娩を選択。
- タンザニア:ココヤ(約40歳)
- マサイ族の女性の出産を初映像化。
- 日本:由起子(31歳)
- 愛知県岡崎市にある吉村医院で昔ながらの生活をしながらの出産。
- ベトナム:ツーズー病院
- 1日に120人以上が生まれる、世界最大の産院に密着。
- フランス:サンディ(28歳)
- 臨月まで舞台に立ち続けたダンサー。
- ロシア・シベリア:エリザベート(21歳)
- マイナス50度の極寒の環境での出産。
- メキシコ:ガビー(30歳)&ピラー(32歳)
- イルカと共に水中分娩に挑む。
- ブラジル:マシュトンリ(21歳)
- アマゾン川流域に住む先住民族カポヤ族の出産。
- ニジェール:マニ(25歳)
- トゥアレグ族の砂漠での出産。
- インド:スニータ(35歳)
- 極貧生活の中での出産。