プラット・アンド・ホイットニー・カナダ
プラット・アンド・ホイットニー・カナダ(英: Pratt & Whitney Canada; PWC、以下本項ではPWCと呼称)は、カナダにある航空機エンジンメーカーである。アメリカの航空機用エンジンメーカーであるプラット・アンド・ホイットニーの子会社で、本体であるユナイテッド・テクノロジーズの一部門。P&W本社が大型機のエンジンなどの製造にも関っているのに対し、PWCは小型機・ヘリコプターや、補助動力装置専門のエンジンメーカーである。また、開発・販売マーケティングに至っても独立した形態を取っている。現在の従業員数は9200名、そのうち6200名がカナダで勤務している。 歴史1928年、親会社であるプラット&ホイットニー社のエンジンを整備する為のカナダ現地子会社「Canadian Pratt & Whitney Aircraft Company, Ltd」として設立されたのが始まりである。第二次世界大戦時には、プラット・アンド・ホイットニー R-1340を初めとするワスプシリーズの製造に力を入れ、1950年代後半には、ダグラス DC-3などに採用された同社初の製品であるPT6エンジン(小型タービンエンジン)を開発、販売している。 1962年に社名をUnited Aircraft of Canadaと改称するが、1975年に現社名となる。 現在では小型ビジネス機、ヘリコプター用のエンジンを製造するなどカナダ有数の企業となっており、カナダ国立研究機構(NRCC)とも密接に関っている。特にモントリオール・ミラベル国際空港には同社の研究・製造ラインが新設されており、全世界に30拠点以上の施設を抱える。 製造エンジン
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