ブードワール
ブードワールまたはブドワール(欧字名:Boudoir、1938年 - 1963年) は、イギリスの競走馬。 競走馬としては重賞制覇にあと一歩届かなかったが、繁殖牝馬としては競走馬・種牡馬の両方で成功を収めたユアホストを送り出したほか、現代まで残る牝系の祖となった。日本のヴァーミリアン、ダイワメジャー・ダイワスカーレット兄妹らスカーレット一族は本馬の末裔に当たる。 なお、1890年フランス生まれの同名の牡馬[3]がいるため、血統表上はBoudoir IIと表記されることがある[2]。 生涯1938年にC.リーによって生産され、フォンタルス子爵が購入した[2]。子爵は健康状態が悪化(1941年に死去)していたため、2歳時はR.I.ロジャースの名義で、3歳時は調教師であるセシル・ブラバゾンの名義でレースに出走した[2]。1941年のアイリッシュ1000ギニーでは優勝したMilady Roseからアタマ差の2着に好走した[2]が、結局重賞を勝つことはできずに引退。繁殖入り後はルイス・B・メイヤーら複数の所有者の間を転々とし、1963年に繋養先のケンタニーファームで死亡した[2]。 主なファミリーライン
牝系図の主要な部分(G1級競走優勝馬、日本のグレード制重賞優勝馬、その他個別記事のある馬)は以下の通り。*は日本に輸入された馬。
ゲイホステス系
牝系図の出典:Galopp-Sieger 血統表
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