ブロディア (コンピュータゲーム)
『ブロディア』 (BLODIA) は、1990年2月23日に日本のハドソンから発売されたPCエンジン用パズルゲーム。北米では『Timeball』のタイトルで発売された。 全てのパイプにカメレオンボールを通過させることが目的。行き止まりになったり、次のパイプに続かなくなりカメレオンボールを落としてしまったらゲームオーバーとなる。1マスだけ存在するブラックピースを中心に上下左右にピースを動かすことが可能で、先を読んでカメレオンボールを誘導していくことが必要となる。またカメレオンボールはIIボタンを押すことにより加速するが、ポーズボタンを押さない限り停止させることはできない。 このゲームの元となっているのは、1988年にPC-88SR/PC-98/X1/X1Turboで発売され、翌1989年にはMSX2にも移植されたブローダーバンドジャパン(ブローダーバンドの日本法人)オリジナル作品である『ディアブロ』である。本ゲームはブローダーバンドジャパンよりライセンスを受ける形で開発された。 なお、タイトルは「ディアブロ」(Diablo)のアナグラムである。 PCエンジン版発売の同年にブローダーバンドからX68000、トンキンハウスからゲームボーイ用としても発売された。トンキンハウスからはファミコン用としてRPG要素を追加した「ブロディアランド」も発売された。 ゲーム内容
キャンペーン販売促進の一環として賞品総額1000万円のブロディアWチャンスキャンペーンが実施された。 1990年1月 - 3月31日に行われた第1弾では、応募者は出題されたクイズの答えをハガキに書いて送付することにより、抽選で『NEC製テレビ』・『ガンヘッドスペシャルバージョン』・『ハドソンオリジナルテレホンカード』のいずれかが当選するという仕組みだった。 また、1990年1月 - 4月30日までの限定だが、ブロディアのレベル99をクリアしたときに表示されるパスワードをハガキに書いて送付することにより、先着300名に1990年春期当時に発売予定とされた『桃太郎活劇』があたり、全てのハガキの中から500名にハドソンオリジナルテレホンカードが当たるという、パスワードチャンスというキャンペーンも展開された。 移植版
評価
PCエンジン版 ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計29点[3]、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、20.24点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で322位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
ゲームボーイ版 ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、14.97点(満30点)となっている[2]。
ファミコン版 ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、16.1点(満30点)となっている[7]。
脚注
関連項目外部リンク
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