ブラックボックス:音声分析捜査
『ブラックボックス:音声分析捜査』(ブラックボックス おんせいぶんせきそうさ、原題:Boîte noire、英題:Black Box)は、2021年のフランスのサスペンススリラー映画[2]。 ヤン・ゴズランが監督・脚本を務めた。 最新型航空機がアルプスで墜落し、乗客・乗務員全員の死亡が確認されたことで、航空事故調査局の音声分析官が、事故の原因調査の責任者として任命されることになる。 ストーリーフランス航空事故調査局の音声分析官マチューは、飛行機の無線連絡やノイズを聞き取り、不具合を見つけ出す為に、日々『音』と格闘していた。最新鋭旅客機の墜落により搭乗者が全員死亡する事故が発生し、ブラックボックスの解析を始める調査局。だが、なぜか直前に主任のポロックが失踪し、解析はマチューの担当となった。 ブラックボックスの音声記録から、テロリストの声を抽出するマチュー。墜落事故の原因はテロと発表された。しかし、事故機の乗客が残した留守電の音声が、ブラックボックスと一致しないことに気づくマチュー。ブラックボックスが改竄されたならば、それは関係企業の仕業に違いない。機体を製作したアトリアン社が、不具合を隠して事故機の製造許可を得たと思い込むマチュー。 マチューの妻ノエミは、最近ヘッドハンティングでアトリアン社に転職し、重要ポストが約束されていた。ノエミのパソコンから、勝手に事故機の極秘データを抜き出すマチュー。墜落に至る不具合を調べる為だったが、漏洩元のパソコンが特定されて、ノエミはアトリアン社から解雇されてしまった。更に極秘データから不具合は見つからず、マチュー自身も更迭を言い渡された。 墜落事故の原因が、操縦システムへのサイバー攻撃である可能性に気づくマチュー。事故機のセキュリティ関連を請け負ったのは、マチューの友人ルノーが運営するペガサス社だった。航空機へのハッキングで前科のある男が、事故機に乗っていた事も判明した。失踪した上司ポロックとルノーの癒着を知ったマチューは、ポロックが隠した本物のブラックボックスを探し当てた。 ブラックボックスには、サイバー攻撃による不具合で墜落する音声と、ポロック自身の告白が記録されていた。数週間後、華やかな国際航空ショーのブースで、ペガサス社の未来について誇らしげに語るルノー。その背後のスクリーンに、ルノーに脅されたと語るポロックの姿が映し出された。 映画の中で、マチューと妻のノエミはENACの卒業生です。 キャスト
逸話ENAC Alumni 主催のレセプションシーンでは、撮影チームが本物の ENAC 卒業生を呼びました。[3] 評価受賞
関連項目
出典
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