フローリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(Florian Henckel von Donnersmarck、1973年5月2日 - )は、ドイツおよびオーストリアの映画監督・脚本家である。
略歴
ケルン出身。身長205cm[1]。ルフトハンザドイツ航空に勤める父のもと、ニューヨーク、ベルリン、フランクフルト・アム・マイン、ブリュッセルで少年期を過ごす。成績優秀で、大学入学資格試験アビトゥーアでは平均点1.0を獲っているという(最高点が1.0)[要出典]。ロシアのサンクトペテルブルクの国立IS研究所でロシア語を2年間学び、ロシア語教師として短期間働いた後、1993年から1996年まで、英国オックスフォード大学ニュー・カレッジで哲学、政治学および経済学を学ぶ。
その後リチャード・アッテンボローに師事し、更にミュンヘン映画映像大学に入学し、短編『Dobermann』などを監督。また、在学時代に、兄ゼバスティアン・ヘンケル=ドナースマルクと共同で映画を製作している。 2000年よりシュタージを題材とした初の長編映画『善き人のためのソナタ』の製作にとりかかり、初の長編監督作でアカデミー外国語映画賞を受賞。33歳にしてオスカーを手にした。
家系
シュレジエン発祥の貴族の家系ヘンケル・フォン・ドナースマルク家の末裔である。本名はフローリアン・マリア・ゲオルク・クリスティアン・グラーフ・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(Florian Maria Georg Christian Graf Henckel von Donnersmarck)。なお、「グラーフ(Graf)」は、姓名の一部ではなく、日本でいうところの「伯爵」にあたる爵位である。
ドイツとオーストリアの市民権を持つ。現在はロサンゼルス在住[2]。
フィルモグラフィ
年 |
日本語題 原題 |
クレジット |
備考
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1997 |
Mitternacht |
監督・脚本・製作・編集 |
短編映画 兄と共同監督
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1998 |
Das Datum |
監督・脚本・製作・編集 |
短編映画 兄と共同監督
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1999 |
Dobermann |
監督・脚本・編集 |
短編映画
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2002 |
Der Templer |
共同監督 |
短編映画 兄と共同監督
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2006 |
善き人のためのソナタ Das Leben der Anderen |
監督・脚本・共同製作 |
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2010 |
ツーリスト The Tourist |
監督・脚本 |
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2018 |
ある画家の数奇な運命 Werk ohne Autor |
監督・脚本・製作 |
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受賞とノミネート
参照
関連文献
外部リンク