フランシス・グレヴィル (初代ウォリック伯爵)

ジャン＝マルク・ナティエによる肖像画、1741年作。

初代ウォリック伯爵フランシス・グレヴィル（英語: Francis Greville, 1st Earl of Warwick KT FSA、1719年10月10日 – 1773年7月6日）は、イギリスの貴族。1727年から1746年までブルック男爵の称号を、1746年よりブルック伯爵の称号を使用した。

生涯

第7代ブルック男爵ウィリアム・グレヴィルとメアリー・シン（Mary Thynne、1720年3月29日没）の三男（長男ウィリアムと次男フルクは夭折）として、1719年10月10日に生まれた[1]。1727年7月28日に父が死去するとブルック男爵[1]とウォリック城を継承、1731年頃にウィンチェスター・カレッジで教育を受けた[2]。

1746年7月7日にウォリック城のブルック伯爵に叙され、11日に貴族院議員に正式に就任した[1]。1749年から1757年までウォリックシャー統監（英語版）を務め、1753年3月29日にシッスル勲章を授与された後、1759年11月13日にウォリック伯爵に叙された[1]。ジョージ3世が即位した後は貴族院でトーリー党の一員として行動した[1]。

1768年2月4日、ロンドン考古協会フェローに選出された[1]。

1773年7月6日にウォリック城で死去、長男ジョージ（英語版）が爵位を継承した[1]。

家族

ウォリック伯爵夫人エリザベス・ハミルトン（英語版）とその弟ウィリアム・ダグラス・ハミルトン、ウィリアム・ホーア作。

1742年5月15日、エリザベス・ハミルトン（英語版）（1720年 – 1800年2月24日、アーチボルド・ハミルトン（英語版）の娘）と結婚[1]、下記の子女を儲けた。

• ルイーサ（英語版）（1743年 – 1779年頃）
• フランシス・エリザベス（1744年5月11日 – 1825年4月6日） - 1762年、第6代準男爵ヘンリー・ハーパー（英語版）と結婚
• シャーロット・メアリー（1745年頃 – 1763年5月31日） - 1762年、第7代ギャロウェイ伯爵ジョン・ステュアート（英語版）と結婚
• ジョージ（英語版）（1746年 – 1816年） - 第2代ウォリック伯爵
• イサベラ - 早世
• チャールズ・フランシス（英語版）（1749年 – 1809年）
• ロバート・フルク（英語版）（1751年 – 1824年）
• アン（1760年 – 1783年）

出典

1. ^ Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary, eds. (1912). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Bass to Canning) (英語). Vol. 2 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 335–336.
2. Giddlings, Tim. "Gentlemen Commoners, 1730s". In Foster, Richard (ed.). 50 Treasures from Winchester College (英語). SCALA. p. 104. ISBN 9781785512209。

関連項目

• ウォリック城の所有者一覧（英語版）

名誉職
先代 モンタギュー公爵	ウォリックシャー統監（英語版） 1749年 – 1757年	次代 ハートフォード伯爵
グレートブリテンの爵位
爵位創設	ウォリック伯爵 第4期 1759年 – 1773年	次代 ジョージ・グレヴィル（英語版）
	ブルック伯爵 1746年 – 1773年
イングランドの爵位
先代 ウィリアム・グレヴィル	ブルック男爵 1727年 – 1773年	次代 ジョージ・グレヴィル（英語版）