フランキー・カザリアン (Frankie Kazarian 、1977年 8月4日 - )は、アルメニア系アメリカ人 のプロレスラー 。
本名、フランク・ガーデルマン (Frank "Frankie" B. Gerdelman )。カリフォルニア州 パームスプリングス 出身[ 1] 。
カザリアン (Kazarian )、カズ(Kaz )などのリングネームで知られ、マスクマン であるスーサイド (Suicide )として活動していた時期もある。
来歴
1998年 、マサチューセッツ州 にあるキラー・コワルスキー のトレーニング・スクールでトレーニングを積み、一ヶ月後にリングデビュー。デビュー後もコワルスキーのレスリングスクールに八ヶ月間過ごし、カリフォルニアに戻ると主にエンパイア・レスリング・フェデレーション (Empire Wrestling Federation )といったインディー団体に参戦するようになり、トレーニングもしつつジョシュ・ギャラクシー とバッド・インフルエンスというタッグを組み活動をしていた。
2000年 、UPW に登場するようになり、2001年 3月にはノヴァ とエボリューションというタッグを結成している。同じ頃にミレニアム・プロレスリング (Millennium Pro Wrestling )に参戦をしている。5月にエボリューションでUPWタッグチーム王座 を獲得している。2002年 にUPWのツアーの一環で来日を果たしている。ツアー中にフリースタイル・ラップ を通し、ジョン・シナ やサモア・ジョー と親しくなっている。
2003年 5月、ワールド・レスリング・オールスターズ (World Wrestling All-Stars )のツアーでニュージーランド やオーストラリア 、イギリス を巡り、グレン・ギルバーティ やスコット・ダモール に会い、TNA からオファーされている。8月にPWG に参戦するとともに初代PWG世界王座 を決めるトーナメントに出場し、優勝して戴冠をしている。
TNA創設者ジェフ・ジャレット やスコット・ダモール からワールド・レスリング・アソシエーション (World Wrestling Association )のツアーやトライアウトの招集をきっかけに2003年 の夏ごろから本格参戦。すぐにXディヴィジョン王座 に狙いを定めるようになるも10月から離脱をしている。
2004年2月にアダム・ピアース にPWG王座を奪われている。3月にTNAに復帰、アメージング・レッド と空位になったXディヴィジョン王座を賭け、勝利して王座を初獲得。7月にA.J.スタイルズ にタイトルを奪われている。タイトル陥落後はマイケル・シェーン とタッグを組むようになり、A.J.スタイルズからXディビジョン王座を奪取。シェーンとのタッグを維持しつつシングルでも活動するようになり、2005年までTNAで活動を続けていた。1月にTNAを離脱するとすぐにWWE と契約、下部組織のOVW に送られている。しかし、8月に退団。
WWE退団後にインディー団体へと戻り、1年程PWGを中心に活動をし、2006年 に再びTNAと契約。リングネームをカズ (Kaz )に変更している。2008年7月ストーリーライン上解雇。解雇後は覆面レスラーのスーサイドとして活動をするようになり、2010年1月11日まで活動を続けていた。2010年1月18日からマスクを脱ぎ、カザリアン (Kazarian)として復帰。2012年からクリストファー・ダニエルズ とバッド・インフルエンス を結成。2度TNA世界タッグチーム王座 を獲得している。
2014年 3月2日、W-1 両国国技館 興行に来日。バッド・インフルエンスでジュニスタ と対戦した。5月11日、TNAからコストカットとして解雇となった。解雇後もダニエルズと共に行動していることが多く、タッグでROH 、DRAGON GATE USA といったインディー団体に出場している。
2015年 11月21日、新日本プロレスにて開催される「WORLD TAG LEAGUE 2015」にクリストファー・ダニエルズ とのタッグ「ジ・アディクション 」で参戦。
2019年 1月、タッグパートナーであるクリストファー・ダニエルズ、スコーピオ・スカイ とともに、同年5月に旗揚げする新団体であるオール・エリート・レスリング (AEW)と契約した。
得意技
フラックス・キャパシター
フェイド・トゥ・ブラック
フェイド・トゥ・ブラック
フィニッシュ・ホールド
エース・オブ・スペード
ローリング式スタナー
DOA (デッド・オン・アライヴ)
サンセット・フリップ・パワーボム
フェイド・トゥ・ブラック
相手の股の間に自分の頭を差し込み、相手の両足首をつかむ。そのまま上体を起こして、相手を真っ逆さま状態で背中に担ぎ上げ、その状態でジャンプして正座をするような形でマットに着地し、相手の頭部を垂直に落としてマットに叩きつける。ターンオーバー式パイルドライバー 。
スリングショットDDT
エプロンサイドからトップロープを掴み、その反動を利用しロープを飛び越しながら、リング内に立つ相手の首を抱えてそのままDDTで叩きつける技。
フラックス・キャパシター
コーナートップで相手を立たせた状態でロック・ボトムのような形で相手を固め、相手もろとも跳躍しながら後方へ1回転し、相手をマットへ叩きつける。
スパニッシュ・フライ や不知火・改 など別の技名があるが、この技を考案した元祖として知られる。
トミカゼ
ダブルチキンウィング式フェイス・バスター。
タイガースープレックス の体勢で相手の背後にまわり腕の外から脇に腕を入れたら回転し、自分の背中に相手が向いた状態で仰向けに倒れこみ、相手の顔面を叩きつける。
トミー・ロジャースの代表的な技として知られ、ロジャースに対して尊敬の念を込めて使用。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
相手を肩車し、その相手の手首を掴んだまま後ろに投げる技。
豊田真奈美 のジャパニーズ・オーシャン・スープレックスと同型だが、相手の腕をクロスしない。
ウェーブ・オブ・ザ・フューチャー
スウィンギング・リバースSTO
ムーンサルトプレス
リバースDDT
打撃技
エルボー
エルボー・スタンプ
バックハンド・チョップ
ナックルパート
クローズライン
ドロップキック
スーパーキック
各種蹴り技
延髄斬り 、ローリングソバト 、スピンキック 、ハイキック 、ジャンピング顔面蹴り 、ニーリフト 、水面蹴り
投げ技
スープレックス
スーパープレックス
ジャーマンスープレックス
ロシアン・レッグ・スウィープ
獲得タイトル
TNA Xディヴィジョン王者時代
AEW
w / スコーピオ・スカイ
TNA
w / クリストファー・ダニエルズ
ROH
w / クリストファー・ダニエルズ
PWG
JAPW
JAPWニュージャージーステイト王座 : 1回
JAPWライトヘビー級王座 : 1回
他、アメリカのインディー団体を中心に多数のタイトルを獲得。
脚注
外部リンク