フラワー装飾技能士
フラワー装飾技能士(フラワーそうしょくぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会が実施する、フラワー装飾に関する学科および実技試験に合格した者をいう[1]。なお、試験問題作成は中央職業能力開発協会が行う[2]。 生花をメインに、ブライダルブーケの製作、パーティーや葬儀場などの飾り、フラワーアレンジメントパーティ会場の飾りつけなどフラワー装飾技能を証明する資格で、名称独占資格である。 等級には、1級から3級まであり、それぞれ上級技能者、中級技能者、初級技能者が通常有すべき技能の程度と位置づけられている[1]。 実技作業試験内容(フラワー装飾作業)1級
2級
3級
受検資格受検資格を得るために必要な実務経験期間は以下の通りである[3]。
専門学校、短期大学、高等専門学校、高等学校専攻科、大学、専修学校、各種学校、職業能力開発校等の卒業者、修了者に関しては、必要とされる実務経験期間が緩和される。ただし、専修学校においては、大学院入学資格付与課程、大学編入学資格付与課程、大学入学資格付与課程、あるいは厚生労働大臣が指定するものに限る。各種学校においては、厚生労働大臣が指定するものに限る[3]。 取得後の称号技能検定に合格すると1級は厚生労働大臣名の、2級及び3級は各都道府県知事名の合格証書が交付され[2]、フラワー装飾技能士を称することができる。資格を表記する際には「1級フラワー装飾技能士」、「2級フラワー装飾技能士」、「3級フラワー装飾技能士」のように等級を明示する必要がある。等級の非表示、等級表示位置の誤り、職種名の省略表示などは不可である。なお、職業能力開発促進法により、フラワー装飾技能士資格を持っていないものがフラワー装飾技能士と称することは禁じられている。 脚注
関連項目 |