フィアー・ノー・イーヴル (グリム・リーパーのアルバム)
『フィアー・ノー・イーヴル[注釈 1]』(Fear No Evil)は、イングランドのヘヴィメタル・バンド、グリム・リーパーが1985年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。 解説「ファイナル・スクリーム」は、スティーヴ・グリメット加入前の1981年に発売されたコンピレーション・アルバム『Heavy Metal Heroes』に提供された曲「ザ・リーパー」の改作である[2]。アメリカのBillboard 200では、前作を下回る111位に終わった[1]。 伊藤政則は『BURRN!』誌1985年8月号のレヴュー(当時は日本盤が発売されておらず「輸入盤アルバム」の枠内で紹介)で78点を付け「新作は前作同様にエナジーの固まりで、頭から突っ込むような音を作りあげている。レコーディング技術に若干の問題は残しているが、パワー優先のバンドだから、それはしょうがないのだろう」と評している[3]。また、Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「予想通り、前作のザクザクとした単純明快なリフを引き継ぐ一方、タイトル曲や"Never Coming Back"といった、サウンド面での洗練やメロディ・センスの向上により、シングル・ヒットを狙える曲も導入されている」と評している[4]。 なお、タイトル曲のミュージック・ビデオは、ウィーザーが2005年に発表した曲「ウィ・アー・オール・オン・ドラッグス」のミュージック・ビデオにおいて、グリム・リーパーからの許可を得た上で転用された[5]。 収録曲全曲ともスティーヴ・グリメットとニック・ボウコットの共作。
参加ミュージシャン脚注注釈
出典
外部リンク
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