ファリーダー・ジャラール
ファリーダー・ジャラール(Farida Jalal、1950年5月18日 - )は、インドのヒンディー語映画で活動する女優。50年以上のキャリアを通して200本以上の映画に出演している。キャリアの初期は主人公の妹役を多く演じ、1990年代から2000年代にかけては母親役や芯の強い女性を演じており、これまでにフィルムフェア賞、ベンガル映画ジャーナリスト協会賞を受賞している[1]。 キャリア1965年に『フィルムフェア』が主催するユナイテッド・フィルム・プロデューサーズ・タレント・ハントで優勝したことをきっかけに女優の道に進んだ。彼女はラージェーシュ・カンナーと共に最終選考に残り、映画業界での最初の仕事してフィルムフェア賞授賞式に授与者として出席し、その際に出席者の一人だったターラーチャンド・バルジャーティヤから『Taqdeer』の出演オファーを受けた[2]。2014年に取材を受けた際、初期のキャリアについて「女優としてのキャリアを始めたのはパンチガニにあるセント・ジョゼフ女子修道院学校を卒業したばかりのころで、『Taqdeer』という映画に出演しました。また、タレント・コンテストにも出場し、優勝したんです。そこではカーカー(ラージェーシュ・カンナー)と私が最終選考に残ったのですが、後に『Aradhana』で共演することになるなんて、誰が想像したでしょうか」と語っている[3]。 映画では主に主演男優の妹役や失恋する婚約者役を演じている。これについて彼女は「すべての始まりは『Gopi』でした。この作品で私はディリープ・クマールの妹という最高の役のオファーを受けたのです。私はすぐにこの役に飛びつきました。彼の撮影現場を見学する機会があったなら、きっと同じようにしたでしょう。私は彼を愛していました。当時はダルメンドラ、ジーテンドラ、マノージュ・クマールなどあらゆる俳優が、こぞってディリープ・クマールを真似していたのを覚えています。私はディリープ・クマールの妹役として引っ張りだこで、ほかの俳優からも同じ役を求められました。どの俳優も私に妹役を演じて欲しかったのです。時には、その妹がヒロインになることもありました。正式なヒロインはただ歌うだけでしたが、私はドラマティックなシーンもすべて演じていました。『Paras』ではサンジーヴ・クマールの妹役を演じましたが、ヒロインのラキーよりも出番が多かったんです。この作品で、私は初めて映画賞をもらったんです。そして、アミターブ・バッチャンの妹役を演じた『Majboor』で二度目の映画賞に輝きました。妹役の方がたくさん出演シーンがもらえたのに、どうしてヒロイン役を欲しがるのでしょうね」と語っている[3]。 1990年代は『ラージャー・ヒンドゥースターニー』『Dil To Pagal Hai』『何かが起きてる』『その一言が聞きたくて』『家族の四季 -愛すれど遠く離れて-』などに出演し、このうち『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』『愛しのヘナ』ではフィルムフェア賞 助演女優賞を受賞した。1994年には『Mammo』で主演を務め、フィルムフェア賞 審査員選出女優賞を受賞している。このほかに『Dekh Bhai Dekh』などのテレビドラマにも出演している[4]。2003年には『Shararat』で主演を務め、2005年に開催された第50回フィルムフェア賞ではサイーフ・アリー・カーン、ソナリ・ベンドレと共に司会を務めている。2012年には『A Gran Plan』の演技でハーレム国際映画祭の女優賞を受賞している[5]。 私生活1974年に出演した『Jeevan Rekha』の共演者タブレーズ・バルマヴァルと交際を始め、1978年11月に彼と結婚した。夫妻はベンガルールに移住し、バルマヴァルは俳優を引退して石鹸工場を経営していたが[2]、2003年に死去している[6]。夫妻の間にはヤシーンという息子がいる[3]。 2017年ごろに死亡説が流れ、複数のニュースサイトで死亡記事が掲載された[7]。 フィルモグラフィー映画
テレビシリーズ
ウェブシリーズ受賞歴
出典
外部リンク |