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この項目では、ガンズ・アンド・ローゼズの楽曲について説明しています。その他の用法については「パラダイスシティ」をご覧ください。 |
「パラダイス・シティ」(Paradise City)は、ガンズ・アンド・ローゼズの楽曲。1987年のデビュー・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』に収録され、翌年11月にシングル・カットされた。
演奏時間が6分を超える曲で、音楽評論家のスティーヴ・ヒューイはallmusic.comにおいて「長い曲でありながら、"パラダイス・シティ"はとりとめのなさや過剰さを感じさせず、バンドの作曲の密度の濃さや、演奏集団としての能力を物語っている」と評している[9]。
当時、ガンズ・アンド・ローゼズのメンバーであったスラッシュは、稲葉浩志とのコラボレーション・シングル「SAHARA」(2009年)のカップリング曲として、ファーギーやサイプレス・ヒルとの共演による「パラダイス・シティ」のセルフ・カヴァーを発表した[10]。
反響・評価
バンドの母国アメリカでは、Billboard Hot 100で5位、『ビルボード』誌のメインストリーム・ロック・チャートでは14位に達し[6]、バンドにとって3作目の全米トップ10シングルとなった。
アイルランドのシングル・チャートでは初の1位獲得を果たした。全英シングルチャートでは、ガンズ・アンド・ローゼズにとって初のトップ10入りを果たし、最高6位に達した[7]。
2004年、ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500において453位、2010年の改訂では459位[11]ランクイン。また、2011年8月にギブソン公式サイトが発表した「'80年代の偉大な50曲」では43位にランク・インしている[12]。
ミュージック・ビデオは、特にガンズが盛り上がった2公演の模様を織り交ぜている。スラッシュは当時を懐かしみ、一番好きなガンズのミュージック・ビデオに選んでいる。
収録曲
アメリカ盤
- "Paradise City"
- "Move to the City"
イギリス盤
- "Paradise City"
- "Used to Love Her"
- "Anything Goes" - 12インチ・シングルおよびCDシングルのみ
- "Sweet Child O' Mine" - CDシングルのみ
他メディアでの使用例
カヴァー
- パット・ブーン - カヴァー・アルバム『In a Metal Mood: No More Mr. Nice Guy』(1997年)に収録[14]。
- ホール - ライヴで演奏。1999年1月26日のライヴ音源は、アルバム『セレブリティ・スキン』(1998年)の「ツアー・エディション」(1999年にイギリスで限定発売)のボーナス・ディスクで公式に発表された[15]。
脚注