バード・オン・ザ・ワイヤー
「バード・オン・ザ・ワイヤー」 ("Bird on the Wire") は、レナード・コーエンの代表曲の一つ。1968年9月26日にナッシュビルで録音され、1969年のアルバム『ひとり、部屋に歌う』 (Songs from a Room) に収録された。1968年5月にデヴィッド・クロスビーがプロデュースした音源は2007年のリマスターCDに "Like a Bird" と言うタイトルで収録されている。この曲が最初にリリースされたのはジュディ・コリンズの1968年のアルバム Who Knows Where the Time Goes である。 1960年代、コーエンはギリシャのイドラ島で恋人で、『ひとり、部屋に歌う』のジャケット裏に描かれている マリアンヌ・イーレンと暮らしていた。マリアンヌが彼にギターを渡し、それからそのころヒドラ島に設置された電話線の上に留まった鳥と、さらに濡れた島の夜の思い出がに触発されて「バード・オン・ザ・ワイヤー」を描き始め、鬱状態から抜け出すことに関わっていた。コーエンはハリウッドのモーテルでこの曲を完成させた。 コーエンは 「バード・オン・ザ・ワイヤー」をシンプルなカントリー・ソングと表現しているが、最初に録音されたジュディ・コリンズ版はは確かにカントリー的なセッティングでレコーディングされていた。彼は後に、『コーエン・ライヴ』に見られるような細かな修正を行なっている。彼のライヴ・アルバムの全てには、様々な演出が含まれている。時折、コンサートではセルジュ・ラマのフランス語版 "Vivre tout the seul" も演奏している。 『ひとり、部屋に歌う』の2007年の再リリースのスリーブノートでは、この曲は「祈りと賛歌を同時に歌った、一種のボヘミアンな『マイ・ウェイ』」と表現されている [1]。 構成1975年のコンピレーション『ベスト・オブ・レナード・コーエン』のライナーノーツの中で、コーエンはこの曲についてこう書いている:
クリストファーソンが言及していた曲は、ナッシュビルのソングライター、ジョン・D・ラウダーミルクが書いた "Turn Me On" で、マーク・ディニングが1961年に録音し、後にニーナ・シモンをはじめとする多くのアーティストがカバーした曲で、コーエンの曲とメロディーやいくつかの歌詞のパターンが似ていることが示唆されている[2]。 カバー版多くのアーティストがこの曲をカバーしており、しばしば "Bird on a Wire"(実際、このバリエーションはコンピレーション『The Essential Leonard Cohen』に収録されている)となっている。
その他の使われ方
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脚注
参考資料
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