バラのいたずら
「バラのいたずら」("Love Is a Rose")はニール・ヤングが作詞作曲した楽曲。この曲に最初に人気が出たのは1975年にリンダ・ロンシュタットによるカントリー・バージョンがヒットしてからである。「バラのいたずら」は長年に渡って、他のアーティストにもカバーされている。
ニール・ヤングのバージョン背景ニール・ヤングがこの曲を1974年に最初に録音したのは、発売されなかったアルバム『ホームグロウン』であった。この曲は後に1977年のヤングのコンピレーション・アルバム『デケイド:輝ける10年』でリリースされた。『ホームグロウン』が2020年に最終的にリリースされるまではこの曲のヤングによる録音は『デケイド』に収録されたものだけだった。 「バラのいたずら」のメロディは、2007年までリリースされなかった『ライヴ・アット・マッシー・ホール1971』に収録されたもう一つのリリースされなかった曲 "Dance, Dance, Dance" からとられたものだった。ヤングの長年のバックバンドであるクレイジー・ホースは、1971年の彼らのアルバム『クレイジー・ホース』にこの曲を "Dance, Dance, Dance" のタイトルで収録し、ニュー・シーカーズは1972年にこの曲のカバーをシングルとして発売した。 リンダ・ロンシュタットのバージョン
背景リンダ・ロンシュタットはカントリー・ミュージック風に編曲した「バラのいたずら」をプラチナ・ディスクとなった1975年のアルバム『哀しみのプリズナー』に収録した。彼女の解釈はアメリカのビルボード・カントリー・シングル・チャートで最高5位に達した。「バラのいたずら」はよりポップ指向のBillboard Hot 100チャートにも登場したが、B面の「ヒート・ウェイヴ」の方がポピュラー系ラジオ局では好まれ、こちらが5位を獲得した[1]。ロンシュタットはこの曲を1970年代の中ごろから終わりにかけてコンサートで頻繁に演奏した。 チャートでの成績
その他のバージョン
脚注
|