ハーブ・エリス

ハーブ・エリス
Herb Ellis
ハーブ・エリス(2012年)
基本情報
出生名 Mitchell Herbert Ellis
生誕 (1921-08-04) 1921年8月4日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テキサス州ファーマーズヴィル
死没 (2010-03-28) 2010年3月28日(88歳没)
ジャンル ジャズスウィング・ジャズクール・ジャズウエストコースト・ジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 ギター
活動期間 1941年 - 2010年
レーベル ヴァーヴコンコード・ジャズ、Justice
共同作業者 オスカー・ピーターソン

ハーブ・エリスHerb Ellis、本名:Mitchell Herbert Ellis、1921年8月4日 - 2010年3月28日)は、アメリカ合衆国テキサス州生まれのジャズギタリスト。1950年代のオスカー・ピーターソントリオでの演奏で知られる。

来歴

1921年テキサス州ダラス郊外のファーマーズヴィルで生まれる。北テキサス州立大学(North Texas State University)に音楽専攻で入学するも学費がなく1941年に退学し、カンザス大学のバンドと共に6ヶ月のツアーに同行。

1943年グレン・グレイ & ザ・カサ・ロマ・オーケストラに入り、その後、ジミー・ドーシー楽団などを経る。

1953年から1958年まで、オスカー・ピーターソントリオの一員として活躍。1957年から1962年まで、エラ・フィッツジェラルドとの共演などで評価を得る。

1960年代は主にスタジオ・ミュージシャンとして過ごし、1973年にジャズに復帰。

1994年アーカンソー・ジャズ栄誉の殿堂に加る。1997年11月15日に、北テキサス音楽大学(University of North Texas College of Music)から、名誉博士号を受け取る。

2010年3月28日朝、ロサンゼルスの自宅でアルツハイマー病のため88歳の生涯を閉じた。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『エリス・イン・ワンダーランド』 - Ellis in Wonderland (1956年、Norgran)
  • 『ナッシング・バット・ザ・ブルース』 - Nothing but the Blues (1957年、Verve)
  • Herb Ellis Meets Jimmy Giuffre (1959年、Verve)
  • 『サンキュー・チャーリー・クリスチャン』 - Thank You, Charlie Christian (1960年、Verve)
  • 『ソフトリー・バット・ウィズ・ザット・フィーリング』 - Softly...but with That Feeling (1961年、Verve)
  • 『ミッドナイト・ロール』 - The Midnight Roll (1962年、Epic)
  • 『スリー・ギターズ・イン・ボサノヴァ・タイム』 - Three Guitars in Bossa Nova Time (1963年、Epic)
  • Together! (1963年、Epic) ※with スタッフ・スミス
  • 『4 トゥ・ゴー』 - 4 to Go! (1963年、Columbia) ※with アンドレ・プレヴィンシェリー・マンレイ・ブラウン
  • 『ジャズ・ギターの饗宴』 - Guitar/Guitar (1965年、Columbia) ※with チャーリー・バード
  • 『マン・ウィズ・ザ・ギター』 - Man with the Guitar (1965年、Dot)
  • Herb Ellis and the All Stars (1974年、Epic)
  • 『ソフト・シュー』 - Herb Ellis & Ray Brown's Soft Shoe (1974年、Concord Jazz)
  • 『セヴン・カム・イレヴン』 - Seven, Come Eleven (1974年、Concord Jazz) ※with ジョー・パス
  • 『ジャズ・コンコード』 - Jazz/Concord (1974年、Concord Jazz) ※with ジョー・パス
  • 『トゥー・フォー・ザ・ロード』 - Two for the Road (1974年、Pablo) ※with ジョー・パス
  • 『リズム・ウィリー』 - Rhythm Willie (1975年、Concord Jazz) ※with フレディ・グリーン
  • In Session with Herb Ellis (1975年、Guitar Player)
  • 『アフター・ユーヴ・ゴーン』 - After You've Gone (1975年、Concord Jazz) ※with レイ・ブラウンハリー・エディソン
  • 『グレート・ギターズ』 - Great Guitars (1976年、Concord Jazz) ※with チャーリー・バード、バーニー・ケッセル
  • 『ア・ペアー・トゥ・ドロー・トゥ』 - A Pair to Draw To (1976年、Concord Jazz) ※with ロス・トンプキンス
  • 『プア・バタフライ』 - Poor Butterfly (1977年、Concord Jazz) ※with バーニー・ケッセル
  • Herb (1978年、CBS/Sony)
  • 『グレイト・ギターズ / ストレイト・トラックス』 - Great Guitars: Straight Tracks (1978年、Concord Jazz) ※with チャーリー・バード、バーニー・ケッセル
  • 『ウインド・フラワー』 - Windflower (1978年、Concord Jazz) ※with レモ・パルミエ
  • 『ソフト・アンド・メロウ』 - Soft & Mellow (1979年、Concord Jazz)
  • 『グレート・ギターズ / アット・ザ・ワイナリー』 - Great Guitars at the Winery (1980年、Concord Jazz) ※with チャーリー・バード、バーニー・ケッセル
  • 『ハーブ・エリス・アット・モントルー』 - At Montreux Summer 1979 (1980年、Concord Jazz)
  • Interplay (1981年、Concord Jazz) ※with カル・コリンズ
  • Great Guitars at Charlie's Georgetown (1983年、Concord Jazz) ※with チャーリー・バード、バーニー・ケッセル
  • 『スウィート・アンド・ラヴリー』 - Sweet And Lovely (1984年、Atlas)
  • 『ホエン・ユア・スマイリング』 - When You're Smiling (1984年、Atlas)
  • Anniversary in Paris (1986年、Phoenix) ※with マルク・ヘンメラー
  • 『ドッギン・アラウンド』 - Doggin' Around (1989年、Concord Jazz) ※with レッド・ミッチェル
  • Roll Call (1991年、Justice)
  • Texas Swings (1992年、Justice)
  • The Jazz Masters (1994年、AIM) ※with レイ・ブラウン、セルジェ・エルモール
  • The Return of the Great Guitars (1996年、Concord Jazz) ※with チャーリー・バード、マンデル・ロウ、ラリー・コリエル
  • Down-Home (1996年、Justice)
  • Herb Ellis Meets T. C. Pfeiler (1997年、Tonewheel)
  • Burnin' (1998年、Acoustic Music)
  • An Evening with Herb Ellis (1998年、Jazz Focus)
  • Blues Variations (1998年、Live at EJ's)
  • Conversations in Swing Guitar (1999年、Stony Plain) ※with デューク・ロビラード
  • Great Guitars Live (2001年、Concord Jazz) ※with チャーリー・バード、バーニー・ケッセル
  • More Conversations in Swing Guitar (2003年、Stony Plain) ※with デューク・ロビラード

モンティ・アレキサンダー、レイ・ブラウン、ハーブ・エリス

  • 『トリオ』 - Trio (1981年、Concord Jazz) ※with モンティ・アレキサンダー、レイ・ブラウン (以下同)
  • 『トリプル・トリート』 - Triple Treat (1982年、Concord Jazz)
  • Overseas Special (1984年、Concord Jazz)
  • Triple Treat II (1988年、Concord Jazz)
  • Triple Treat III (1989年、Concord Jazz)

参加アルバム

メル・ブラウン

  • Chicken Fat (1967年、Impulse!)

ベニー・カーター

  • Benny Carter Plays Pretty (1954年、Norgran)
  • New Jazz Sounds (1954年、Norgran)

ハリー・エディソン

  • Gee Baby, Ain't I Good to You (1957年、Verve)

ロイ・エルドリッジ

  • Rockin' Chair (1953年、Clef)
  • Dale's Wail (1953年、Clef)
  • Little Jazz (1954年、Clef)

ヴィクター・フェルドマン

  • Soviet Jazz Themes (1962年、Äva)

ジョニー・フリゴ

  • I Love John Frigo...He Swings (1957年)

スタン・ゲッツ

  • 『スタン・ゲッツ&ジェリー・マリガン〜スタン・ゲッツ&オスカー・ピーターソン・トリオ』 - Stan Getz and the Oscar Peterson Trio (1958年、Verve)
  • Jazz Giants '58 (1958年、Verve)

ディジー・ガレスピー

  • Diz and Getz (1953年、Norgran)
  • Roy and Diz (1954年、Clef) ※with ロイ・エルドリッジ
  • For Musicians Only (1956年、Verve)

ヴィンス・ガラルディ

  • Alma-Ville (1969年、Warner Bros.-Seven Arts)
  • It Was a Short Summer, Charlie Brown (1969年、Peanuts television special)
  • A Boy Named Charlie Brown: Selections from the Film Soundtrack (1970年、Columbia Masterworks)
  • A Boy Named Charlie Brown: Original Motion Picture Soundtrack (2017年、Kritzerland)

コールマン・ホーキンス

  • Coleman Hawkins and Confrères (1958年、Verve)

ルー・ロウルズ

  • Lou Rawls Live! (1966年、Capitol)

イリノイ・ジャケー

  • 『スウィングス・ザ・シング』 - Swing's the Thing (1956年、Clef)

バド・シャンク

  • Bud Shank Plays Music from Today's Movies (1967年、World Pacific)
  • Magical Mystery (1967年、World Pacific)

ガボール・ザボ

  • Wind, Sky and Diamonds (1967年、Impulse!)

オスカー・ピーターソン

  • 『オスカー・ピーターソン・プレイズ・カウント・ベイシー』 - Oscar Peterson Plays Count Basie (1956年、Verve)
  • 『シェークスピア・フェスティヴァルのオスカー・ピーターソン・トリオ』 - Oscar Peterson at the Stratford Shakespearean Festival (1956年、Verve)
  • The Oscar Peterson Trio with Sonny Stitt, Roy Eldridge and Jo Jones at Newport (1957年、Verve)
  • 『アット・ザ・コンセルトヘボウ』 - Oscar Peterson at the Concertgebouw (1957年、Verve)
  • 『オン・ザ・タウン』 - On the Town with the Oscar Peterson Trio (1958年、Verve)
  • 『ハロー・ハービー』 - Hello Herbie (1970年、MPS)
  • Jazz at the Philharmonic Blues in Chicago 1955 (1983年、Verve)
  • Live at the Blue Note (1990年、Telarc)
  • A Tribute to Oscar Peterson Live at The Town Hall (1997年、Telarc)
  • Tenderly (2002年、Just a Memory)
  • Vancouver 1958 (2003年、Just a Memory)

ソニー・スティット

  • 『オンリー・ザ・ブルース』 - Only the Blues (1958年、Verve)

ベン・ウェブスター

  • 『ソウルヴィル』 - Soulville (1957年、Verve)

レスター・ヤング

  • 『プレス・アンド・スウィーツ』 - Pres and Sweets (1955年、Norgran) ※with ハリー・エディソン
  • Laughin' to Keep from Cryin' (1958年、Verve)

外部リンク