ハウス・オブ・ラヴ

ハウス・オブ・ラヴ
The House of Love
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル オルタナティヴ・ロックインディー・ロック、ネオ・サイケデリア、ノイズポップ
活動期間 1986年 - 1993年2003年 -
レーベル クリエイションフォンタナポリグラムチェリー・レッド
メンバー ガイ・チャドウィック
キース・オズボーン
ハリー・オズボーン
ヒューゴ・デーゲンハルト
旧メンバー テリー・ビッカーズ
クリス・グロートフイゼン
アンドレア・ヒウカンプ
サイモン・マウビー
サイモン・ウォーカー
ピート・エヴァンス
マット・ジュリー

ハウス・オブ・ラヴThe House of Love)は、ガイ・チャドウィックを中心に1986年に結成されたイギリスロック・バンドである。1993年に解散するが、2005年に再結成した。『CDジャーナル』電子版は再結成を報じる記事にて「愁いを含んだヴォーカルと、ときにサイケになるギター・サウンドが魅力」とバンドを紹介した[1]

デビュー当初のハウス・オブ・ラヴは初期クリエイションの代表的バンドであった。『クッキーシーン』誌の伊藤英嗣は「ザ・スミスに続くスター候補として騒がれていた」と当時の状況を回想している[2]。クリエイションは彼らのアルバム制作のために10万ポンドの借金をしており、1988年のデビュー・アルバムはレーベルの命運が懸かっていた。投資の結果は吉と出て、アルバムは13万枚を売り上げた[2]。バンドはその後、40万ポンドの契約金を受け取り、メジャー・レーベルのフォンタナ・レコード(アメリカではポリグラム)へと移籍した[2]

デビュー・アルバムに収録されたシングル「クリスティーヌ」は、2004年に「ガーディアン」紙に掲載された「インディポップ黄金期を飾るシングル10選」なる企画で10位に選ばれている[3]

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ハウス・オブ・ラヴ』 - The House of Love (1988年、Creation)
  • 『シャイン・オン』 - The House of Love (1990年、Fontana)
  • 『ベイブ・レインボー』 - Babe Rainbow (1992年、Fontana)
  • 『オーディエンス・ウィズ・ザ・マインド』 - Audience with the Mind (1993年、Fontana)
  • 『デイズ・ラン・アウェイ』 - Days Run Away (2005年、V2)
  • 『シー・ペインツ・ワーズ・イン・レッド』 - She Paints Words in Red (2013年、Cherry Red)
  • 『ア・ステート・オブ・グレイス』 - A State of Grace (2022年、Cherry Red)

ライブ・アルバム

  • Live at the Lexington 13:11:13 (2014年、Cherry Red)

コンピレーション・アルバム

  • 『アーリー・マテリアルズ』 - The House of Love (1987年、Creation) ※初期シングル集
  • 『スパイ・イン・ザ・ハウス・オブ・ラヴ』 - A Spy in the House of Love (1990年、Fontana) ※B面、未発表曲集(1989年–1990年)
  • Best of The House of Love (1998年、Fontana)
  • The John Peel Sessions 1988–1989 (2000年、Strange Fruit)
  • 1986–88 The Creation Recordings (2001年、PLR)
  • The Fontana Years (2004年、Spectrum Music)
  • Live at the BBC (2009年、Mercury)
  • 『バーン・ダウン・ザ・ワールド』 - Burn Down the World (2022年、Cherry Red) ※1988年-1994年(フォンタナ・レーベル時代)の8CDアンソロジー

脚注

  1. ^ ハウス・オブ・ラヴ、復活作に先駆けてベスト盤をリリース”. cdjournal.com (2004年6月4日). 2011年4月7日閲覧。
  2. ^ a b c パオロ・ヒューイット/著、伊藤英嗣/訳 『クリエイション・レコーズ物語』 太田出版、2003年、pp.103-109、監訳者注を含む。
  3. ^ Michael Hann (2004年10月13日). “Heaven in a seven-inch.10 great singles from the golden age of indiepop”. guardian.co.uk. 2011年4月7日閲覧。

外部リンク