ナツノウナギツカミ
ナツノウナギツカミ(夏の鰻攫、Persicaria dichotoma、シノニム:Polygonum dichotoma)とは、タデ科イヌタデ属の草本。別名リュウキュウヤノネグサ。タデ属(Polygonum)に含められることもある。 分布日本では南西諸島の種子島、中之島、奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄諸島及び八重山諸島に、日本国外では台湾、インド及びマレーシアに分布する。種子島が分布の北限。湿地に生育する。Mani (2011) によれば分布する国の内訳はインド(アッサム州、カルナータカ州、タミル・ナードゥ州、マディヤ・プラデーシュ州、マハーラーシュトラ州、メーガーラヤ州)、オーストラリア(クイーンズランド州)、シンガポール、スリランカ、タイ、中華人民共和国(広東省、福建省)、バングラデシュ、ベトナム、ラオスとされている。 日本では湿地等の開発により自生地が減少している。 特徴一年草で、高さ20-50cm。茎は四角形で、基部は匍匐し、上部は斜上する。また、茎には逆刺を付ける。葉は互生、長楕円状倒披針形で、長さ5~10cm、先端は尖り、基部は矛形。また葉縁に剛毛を持つ。花は茎頂や葉腋から花軸を出し、その先に付く。色は淡紅色。 保護上の位置づけ生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。 脚注
参考文献英語:
日本語:
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