ナセル・ブアニ(Nacer Bouhanni、1990年7月25日 - )は、フランス、エピナル出身の元自転車競技(ロードレース)選手。
来歴
2010年、フランセーズ・デ・ジュー(後のFDJ・ビッグマット)とトレーニー契約。
2011年、FDJ(後のFDJ・ビッグマット)とプロ契約。
2013年、ツアー・オブ・オマーンの第6ステージで勝利すると[1]、続く、パリ~ニース第1ステージでも勝利、初のUCIワールドツアーでの勝利となった[2]。
2014年、ジロ・デ・イタリア第4ステージにてグランツール初勝利[3]、第7、第10ステージでもリスクを恐れないスプリントで勝利し[4][5]、ハットトリックを達成。その後、最終ステージまでポイント賞を守りきった[6]。しかし、チーム内アルノー・デマルとのライベル関係の末、渇望していたツール・ド・フランスへの出場権が得られず、移籍を決断する[7]。移籍決定後もブエルタ・ア・エスパーニャで2勝する活躍をした[8][9]。
2015年、コフィディスに移籍。クリテリウム・デュ・ドフィネで区間2勝。
2020年、アルケア・サムシックに移籍。
2023年のシーズンをもって引退[10]。
特徴
シーズンオフのトレーニングにボクシングを取り入れており、32歳からはプロボクサーの道を目指すと公言しており[11]、モハメド・アリが亡くなった際の勝利ではボクシングのポーズでモハメド・アリに勝利をささげた[12]。
非常に攻撃的なスプリントを行う選手で、危険行為による降格処分を受けることも少なくない[13]。
2016年のツール・ド・フランスは喧嘩が原因の怪我で欠場している。
主な戦績
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2020年
2022年
脚注
外部リンク