ナギーブ・サウィーリス
(アラビア語: نجيب ساويرس、Naguib Onsi Sawiris、1954年6月15日[2] - )は、エジプトの実業家(億万長者[3][4])・政治家である。日本メディアなどでは、ナギブ・サウィリス、ナギーブ・サウィリスとも表記される。
現在は、自身が新設したオラスコム・テレコム・メディア・アンド・テクノロジー(OTMT)という、携帯電話通信系持株会社の会長を務める[5]。
また、2011年4月3日に発足した自由エジプト人党の創設者でもある[4][6][7]。
父・弟
父は、コプト・キリスト教徒のオンシ・サウィーリス。建設会社(1950年に設立)を母体にオラスコム・グループ(Orascom Group)は、エジプト最大の民間企業グループとして成長を果たした。長男であるナギーブはオラスコム・テレコムの会長を務めた。次男サミーフ・サウィーリス(1957年生)はオラスコム開発会社の、三男ナーセフ・サウィーリス[8](1960年生)はオラスコム建設の、それぞれトップを務めてきた[9][10]。
活動内容
2010年、カイロのマハムード・ハリール美術館からゴッホの絵画『Poppy Flowers(ケシの花)[11][12]』(評価額5500万ドル)が盗まれた[13]際には、情報提供者に懸賞金100万エジプトポンドを支払うことを決めた[14]。
かつての金正日や張成沢[15][16]と会見するなど北朝鮮の最高指導部と関係を持ち、Koryolinkや平壌の柳京ホテルへの投資でも知られた[17][18]。
エジプト有力紙「アル=マスリ・アル=ヨウム」の出資者の一人であり、衛星テレビチャンネル「OTV」及び「OnTV」の創設者でもある[19]。
脚注
外部リンク