オラスコム・テレコム
オラスコム・テレコム(Orascom Telecom Holding S.A.E.)は、エジプトの通信会社。オラスコム·グループ(Orascom Group)の一会社。 2013年9月からはグローバル・テレコム(Global Telecom Holding SAE)に改称し[2]、現在はオランダのアムステルダムに本社を置くVeonの傘下となっている[3]。 同社のスローガンは、'Giving the World a Voice'。 概要1998年の設立以来、中東、アフリカ、南アジアでの通信事業を展開してきた[4]。 OTMTオラスコム・テレコムの元会長・ナギーブ・サウィーリスは、オラスコム・テレコム・メディア・アンド・テクノロジー(OTMT)という持株会社を新設し、同社の会長に就任。後述の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の携帯電話事業を含む一部事業を、引き継ぐことになった[5]。 北朝鮮においては、オラスコム・テレコム時代の2008年に、移動通信事業権を獲得。逓信省との合弁で「Koryolink」を設立した。独占事業権を2015年まで所有していた[6]。2015年には財務報告によるとKoryolinkに対する影響力を失ってる[7]。2016年からは子会社「オラバンク」が北朝鮮での金融業務から撤退し[8]、継続する携帯電話事業でも北朝鮮当局が後押しする他社の「強盛ネット」「ピョル」と競合するようになり[9]、2017年にはサービスを中止して撤退の手続きを行ってると報じられてる[10]。また、北朝鮮当局によってKoryolinkで上げた収益金約6億ドルが海外送金できない状態になっている[11]。 脚注
外部リンク
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