『トロイアの女』(希: Τρῳάδες, Trōades, トローアデス、羅: Troades)は、古代ギリシアのエウリピデスによるギリシア悲劇の1つ。
トロイア戦争終結直後、陥落したトロイアの女たちが
といった具合に、ギリシア兵士側に妾・奴隷として分配されていく様が描かれる。
紀元前415年の大ディオニューシア祭にて、
- 『アレクサンドロス』
- 『パラメーデース』
- 『トロアーデス』
- 『シーシュポス』(サテュロス劇)
という組み合わせで上演され、二等になっている[1]。
構成
日本語訳
- 『ギリシア悲劇全集 第3巻 エウリピデス篇Ⅰ』 松平千秋訳、人文書院、1960年
- 『ギリシア悲劇Ⅲ エウリピデス(上)』 松平千秋訳、ちくま文庫、1986年
- 『ギリシャ悲劇全集Ⅳ エウリーピデース編Ⅱ』 内山敬二郎訳、鼎出版会、1978年
- 『ギリシア悲劇全集7 エウリーピデースⅢ』-「トローアデス」水谷智洋訳、岩波書店、1991年
- 『エウリピデス 悲劇全集 3』-「トロイアの女たち」丹下和彦訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2014年
翻案
脚注・出典
- ^ 『全集7』 岩波 p.431
- ^ 文学座アトリエでの公演(2010年9月7日~20日)、及び東京芸術劇場/カメリ劇場(在テルアビブ)共同制作公演(東京藝術劇場:2012年12月11日~20日、カメリ劇場:2012年12月29日~2013年1月5日)の上演台本として使用された。