トラーヴォ
トラーヴォ(伊: Travo)は、イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州ピアチェンツァ県にある、人口約2,200人の基礎自治体(コムーネ)。 トレッビア川の左岸に位置し、対岸には二つの橋がかかっている。 地理位置・広がり隣接コムーネ隣接するコムーネは以下の通り。 気候分類・地震分類トラーヴォにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona E, 2673 GGである[4]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 3 (sismicità bassa) に分類される[5]。 行政分離集落トラーヴォには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
歴史集落の一つから新石器時代の遺跡が発見されており、エミリア=ロマーニャ州の財団によって管理され、発掘品はトラーヴォ市民博物館に収蔵されている。 最初にこの地が歴史上に現れたのは、トリビアという名のローマの植民地としてであり、614年からはボッビオの聖コロンバーノ修道院領に帰属する。 北イタリアに成立していたランゴバルド王国が774年にフランク王国のカール大帝に滅ぼされると、中部フランク王国を経て神聖ローマ帝国の勢力下に入る。神聖ローマ帝国においては海路への維持を目的としてマラスピーナ城をはじめとする多数の砦が築かれたが、ホーエンシュタウフェン朝とロンバルディア同盟との抗争により、12世紀にはほとんどが破壊された。1302年にはピアチェンツァのヴィスコンティ家の所有となり、1805年にイタリア王国が興るとそのコムーネの一つとなった。 現存するアングイッソラ城は1978年にサリーナ伯爵夫人マリアから寄贈されたもので、1997年より住居部がトラーヴォ市民博物館として開放されている。 人口の推移脚注
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