トスカーナ群島トスカーナ群島(イタリア語: l'Arcipelago Toscano)は、イタリア共和国トスカーナ州沖合の島々の総称。ティレニア海の北部、イタリア半島とコルシカ島との間に位置する。最大の島はエルバ島。 地理トスカーナ群島はティレニア海北部に位置する。エルバ島以北をリグリア海と定義することもある。 主要な島は以下の7つである(おおむね北から順に配列)。
いずれの島も、トスカーナ群島国立公園にその一部が含まれ、保護されている。島々は常緑の硬葉樹林、地中海地域の松林、マッキア低木林、落葉性のオークやクリのある広葉樹林に覆われ、ハヤブサ、チチュウカイキクガシラコウモリ、コシアカツバメなどの固有種と絶滅危惧種が生息している。サンゴと魚類がある周辺の海域を含めて、2003年にユネスコの生物圏保護区に指定された[1]。これらの島々は観光地としてにぎわっており、特にエルバ島やモンテクリスト島は文学や歴史で親しまれる。 行政上はトスカーナ州に属しており、ジリオ島・ジャンヌートリ島がグロッセート県の管轄であり、ほかはリヴォルノ県管下である。群島には30,000人以上が居住している[1]。 脚注
関連項目 |