デレク・ノリス
デレク・ラッセル・ノリス(Derek Russell Norris, 1989年2月14日 - )は、アメリカ合衆国カンザス州セジウィック郡ゴダード出身の元プロ野球選手(捕手)。右投右打。 経歴プロ入り前ゴダード高等学校時代は高校スポーツを取り扱った雑誌ライズマガジンで2006-2007年シーズンのKansas Baseball Player of the Yearに選ばれる。また、この時のチームメイトにローガン・ワトキンスがいる。 そして、彼はウィチタ州立大学の奨学生としてオファーを受けて進学する書類にサインした。 プロ入りとナショナルズ傘下時代2007年のMLBドラフトでワシントン・ナショナルズから4巡目(全体130位)指名を受けたため、大学進学を断念しプロの道へ進む。 入団後は毎年マイナーの階段を登って行き、ベースボール・アメリカのプロスペクトランキングで2010年には38位、2011年には72位でナショナルズの中では2位という高評価を受ける[1]。 アスレチックス時代2011年12月にジオ・ゴンザレスとの1対4のトレードで、トム・ミローン、ブラッド・ピーコック、A.J.コールと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した。 2012年6月21日のロサンゼルス・ドジャース戦で打撃不振の正捕手カート・スズキに代わってスタメンマスクを被り、メジャーデビューを果たす。スズキがナショナルズに放出されてからはジョージ・コッタラスと併用された。同年は60試合に出場し、打率こそ.201と低かったが、16本の長打を放った。また走塁面でも能力を発揮し、盗塁を5つ決めた。守備面では、5失策を犯して守備率.989・DRSは±0であった。なお、この年は得点圏では.339と非常によく打った[2]。 2013年は正捕手格で使われ、98試合に出場した。打撃面では、打率を.246に上昇させ長打面でも、11打席に1本のペースで長打を放った。また、代打起用にも強く、代打本塁打を3本記録した[3]。守備面では、失策を3つまで減らして守備率が.995まで上昇したが、DRSでは -6に終わるなど、良い面と悪い面が混在した。 2014年は、正捕手を務めた。また、この年自身初めてオールスターに選出されている。同年は打撃面で開花し、127試合で打率.270を記録。本塁打でも、自身初の二桁本塁打(10本ちょうど)を放った。守備ではDRS -3、ア・リーグワースト5位のパスボール8つを犯すなど、成長したとは言い難い内容だった。 パドレス時代2014年12月18日にジェシー・ハン、R.J.アルバレスとのトレードで、セス・ストレイクと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[4]。 2015年4月10日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では、アンヘル・パガンからガムを投げつけられ一触即発の場面があった[5]。 レイズ時代2016年12月2日にペドロ・アビラとのトレードで、ナショナルズへ移籍した[6]。 2017年3月15日に自由契約となった[7]。3月25日にタンパベイ・レイズと契約した[8]。6月24日にウィルソン・ラモスが60日間の故障者リストから復帰したことに伴ってDFAとなった[9]。6月26日に自由契約となった[10]。 レイズ退団後2017年12月5日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ。 2018年開幕前にタイガースを自由契約となり、4月14日に独立リーグであるアトランティックリーグのシュガーランド・スキーターズと契約した。 詳細情報年度別打撃成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
|