『デカ吉チビ助のアフリカ探検』(デカきちチビすけのアフリカたんけん、原題:HALF-PINT PYGMY 公開:1948年8月17日)は、アメリカ合衆国の映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー (MGM) に所属していたアニメーターのテックス・アヴェリーによる作品のひとつ。本作でデカ吉チビ助のデザインが若干変わり、また最終話である。
スタッフ
内容
チビ助が新聞を読んでいると、「世界で一番小さい小人を捕まえたら1万ドルが手に入る」と書いてある。デカ吉・チビ助はアフリカへ小人を捕まえに行くが、なかなかうまくいかない。最後にはなんとか捕まえることができたが、小人は咳払いしながら「フン、まだ小さいのがいるよ」と小屋に呼びかけると、さらに小さい小人が出てくる。その小人は夕日に向かって走っていく。小人とお金を失った2匹は、自らに銃を向け自殺してしまう。
登場するキャラクター
- デカ吉
- 間抜けで勘違いが多い。挙句にチビ助を殴ってしまう。最後は、世界で2番目に小さい小人が世界一小さい小人を呼び出し、世界一小さい小人を逃がしたため、チビ助と共に銃を自らに向けて自殺してしまう。
- チビ助
- 少々口うるさい。それまではデカ吉に罰として尻を蹴っていたが、本作ではデカ吉に棍棒やハンマーで殴られたことによって、罰としてデカ吉を棍棒やハンマーで殴っている。最後は、世界で2番目の小人が世界一小さい小人を呼び出して、世界一小さい小人を逃がしたため、デカ吉と共に銃を自らに向けて自殺してしまう。
- ゾウ
- デカ吉・チビ助がアフリカへ行くのに乗っている。鼻が矢印になったり、階段になったりする。ほかのゾウは鼻がホースになっている。
- 小人
- 世界で一番小さい。しかし、デカ吉たちが見つけたのは2番目に小さい。スイカを皮ごと食べてしまう食いしん坊。ヘリウムガスを吸うことで巨大化する。最後は、デカ吉とチビ助に捕まるが、その後は、彼よりも小さい小人を呼び出す。なお、旧地上波吹き替え版では、アフリカの原住民となっている。
- タコのガイド
- デカ吉・チビ助に小人の場所へ指差す、緑色のタコ。ただし、足が8本なので、正しいほうに差しているのかはわからない。なお、このタコは『ロジャー・ラビット』にも登場している。
- ヘビ
- 力が強く、デカ吉を一網打尽にする。
- フラミンゴ
- 小人、チビ助、デカ吉が竹馬の代わりに使っている。大きさがそれぞれ異なっている。
- カンガルー
- お腹の袋が別のカンガルーの袋と繋がっている。
- トラ
- 臆病で気が小さく、洞窟に入ったデカ吉たちに驚く。
- キリン
- 首がほかのキリンと繋がっている。それ以外のキリンはヤシの実に当たって、首が引っ込むとカバの首が長くなる。
- ラクダ
- こぶがやけに多く、ほかのラクダと体が繋がっている。それ以外のラクダはこぶが凹むようになっている。
- ペリカン
- 口の中に自分の体を入れることができる。
- ダチョウ
- 首は取り外し可能。それ以外のダチョウはヤシの実に当たって、首が引っ込む。
- ワニ
- 背中がハンドバッグになっている。
- ライオン
- 寝起きが悪く、チビ助に殴られデカ吉を殴るが、小人に殴られる。一瞬で、肉を骨だけにする。
- シマウマ
- ヤシの実に当たってシマが取れる。
- ヒョウ
- ヤシの実に当たるとなぜか水玉模様が取れる。
- カメ
- ヤシの実に当たって、甲羅が脱げやすく、実はパンツ一丁だけである。
- カバ
- ヤシの実に当たって、キリンの首が引っ込んで、自身の首が延びる。
- コウノトリ
- ヤシの実に当たって、体が縮んでも、まったく動じない。
- サイ
- ヤシの実が当たって、鎧が取れてしまう。
日本でのテレビ放映
『トムとジェリー』の「真ん中の作品」として各地で放送された。
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