ディープ・ハウス
ディープ・ハウス (Deep House) とはハウスミュージックを細分化した名称の一つである。 125 BPM前後のテンポで、陶酔感を誘うメロディにシンプルなメインビートで派手過ぎるような音色は避け、緩やかに展開していく曲構成などが特徴で、ディスコやガラージュなどブラックミュージックから大きな影響を受けている。 歴史古くはデビットマンキューソのThe LoftやニッキーシアーノのThe Gallery、そしてラリー・レヴァンのParadise Garageなど、ニューヨークのクラブでプレイされていた音楽がルーツとなっている。 1986年、ラリー・レヴァンの親友でもあるフランキー・ナックルズがシカゴのWare House にて、今までかけていたソウルフルなダンスミュージックにドラムマシーンのビートを乗せるなどして演出し、これがハウスミュージックの誕生のきっかけとなった。この頃はWare Houseでプレイされているような音楽がウェアハウスミュージックと呼ばれていたが、次第にそれが省略化され単にハウスと呼ばれるようになる。 1992年にはニューヨークにSound Factory がオープンし、そこではジュニア・ヴァスケスが今までハウスと呼ばれてた音楽よりもBPMが速く、激しいスタイルの新しいハウスをプレイし、これがハード・ハウスと呼ばれ流行した。更にヨーロッパからはプログレッシブ・ハウスと呼ばれるものまでが誕生し、細分化が進んだ結果、当時単にハウスと呼ばれていた名称はいつのまにかディープ・ハウスと呼ばれるようになっていった。そのディープ・ハウスとして初めて評価されたのが、1996年 ニューヨークのクラブVinylから始まったパーティー、Body & Soulである。このパーティーはラリー・レヴァンと共にParadise GarageなどでDJをしていたフランソワ・ケヴォーキアン、ダニー・クリビット、それにニューヨークのダンスミュージック専門レコード店Dance Tracksの若き経営者であったジョー・クラウゼルの3人によって行われ、ニューヨークは勿論、世界中から人気を博した。今尚日本も含めた世界中で開催されジャンルや人種の幅を超えた人気のパーティーとなっている。 受け入れられた年代と地域1980年代からシカゴ、ニュージャージー州、1990年代からデトロイト、ニューヨーク、2000年代からカリフォルニア州、フランス、日本で人気を集めている。 代表的なアーティスト
ディープ・ハウスとされる曲も多くリリースしているアーティスト関連項目
|