ディショーン・スティーブンス(DeShawn Stephens、1989年10月9日 - )は、アメリカ合衆国のバスケットボール選手である。身長206cm、体重102kgで、ポジションはフォワード[1]。
サンディエゴ州立大学を卒業した2013年にbjリーグの浜松・東三河フェニックスと契約し、プロ選手となる。bjリーグの秋田ノーザンハピネッツに所属していた2014-15シーズンにはbjリーグオールスターゲームのダンクコンテストに優勝した。
来歴
カリフォルニア州ロサンゼルス出身[2]。サンタモニカカレッジから2011年にNCAA1部・マウンテン・ウェスト・カンファレンス(英語版)のサンディエゴ州立大学に編入し、在学中の2シーズンで計68試合に出場[3]。うち2011-12シーズンにはカンファレンスファイナルまで進み、2012-13シーズンは1試合平均9.1得点、5.1リバウンドを挙げ、チームはカンファレンスセミファイナルまで進んだ[4]。
大学卒業後の2013年、bjリーグの浜松・東三河フェニックスと契約[5]。プロ選手となった。
2013-14シーズン、浜松では27試合に出場し1試合平均9.1得点、6.0リバウンドを記録した[6]。しかしシーズン途中の2014年2月4日、浜松はスティーブンスとの選手契約を解除[6][7]。スティーブンスは翌々日、bjリーグの秋田ノーザンハピネッツと契約した[8]。秋田では20試合に出場し12.5得点、7.8リバウンドを挙げた。このシーズン、秋田は初めてファイナルに進出したが、琉球ゴールデンキングスの前に敗れた。
2014-15シーズンも秋田と契約した[9]スティーブンスはレギュラーシーズン47試合に出場し、1試合平均14.3得点、8.8リバウンドを挙げた。また、bjリーグオールスターゲームのダンクコンテストでは、同僚の田口成浩や観客ら5人をゴール手前に並べ、それを飛び越えるダンクに挑戦し、失敗したものの跳躍力が評価され、優勝を手にした[10]。秋田はこのシーズンもファイナルまで進出し、浜松・東三河フェニックスを相手にスティーブンスは30得点を挙げたもののチームは敗れ、2シーズン連続で優勝を逃した[11]。
2015-16シーズンはトルコのトップリーグであるBSLのバンビット・バスケットボールクラブ(英語版)と契約し、レギュラーシーズン4試合で平均1.3得点、1.8リバウンド[12]。またユーロリーグの5試合にも出場し平均4.2得点、3.0リバウンドであった[12]。その後、スティーブンスはトルコ2部リーグに相当するTBLのバンドゥルマ・クルムズ(英語版)に移り、7試合に出場。1試合平均15.3得点、10.1のリバウンド、1.3ブロックを記録した[12]。
2016年1月4日、スティーブンスはフランスの1部リーグに相当するリーグ・ナショナル・バスケットボールPro Aのシャンパーニュ・シャロン・ランス・バスケット(英語版)と契約し[12]、19試合に出場。平均8.9得点、3.8リバウンドの記録を残した[13]。
2016年7月25日、古巣秋田がスティーブンスとの契約合意を発表し、スティーブンスは1シーズンぶりに秋田に戻ることになった[1]。秋田では41試合に出場し、1試合平均10.3得点、7.2リバウンドの成績を残したが、シーズン途中の2017年2月28日に解雇された[14][15]。3月9日にスティーブンスはロサンゼルス・ディーフェンダーズに加入した[16]。
2017-2018シーズン以降はヨーロッパ各国でプレーしている。
2022年11月11日、レガ・バスケット・セリエAとバスケットボール・チャンピオンズリーグに所属するディナモ・サッサリ(英語版)との契約が発表された[17]。
2024年8月19日、ユーロカップとリーガ・ナツィオナーラに所属するU-BT クルジュナポカ(英語版)への加入が発表された[18]。
個人成績
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
2013-14
|
浜松
|
27 |
19 |
21.0 |
49.0 |
18.5 |
57.7 |
6.0 |
1.3 |
1.1 |
0.4 |
1.7 |
9.1
|
2013-14
|
秋田
|
20 |
4 |
23.5 |
67.7 |
0.0 |
40.0 |
7.8 |
1.4 |
0.5 |
0.5 |
1.8 |
12.5
|
2014-15
|
秋田
|
47 |
16 |
24.7 |
58.5 |
33.3 |
62.6 |
8.8 |
1.6 |
0.9 |
0.6 |
1.4 |
14.3
|
2015-16
|
Banvit(リーグ戦)
|
4 |
0 |
6.8 |
22.2 |
- |
50.0 |
1.75 |
0.25 |
0.25 |
0.25 |
0 |
1.25
|
2015-16
|
Banvit(ユーロカップ)
|
5 |
0 |
8.2 |
64.3 |
- |
60.0 |
3.0 |
0.2 |
0 |
0 |
0.4 |
4.2
|
2015-16
|
Bandirma Kirmizi
|
7 |
7 |
34.3 |
51.2 |
33.3 |
48.0 |
10.14 |
1.43 |
1.43 |
1.29 |
2.43 |
15.29
|
2015-16
|
Chalons-Reims
|
19 |
13 |
21.6 |
54.5 |
16.7 |
55.8 |
3.84 |
0.84 |
0.53 |
0.16 |
1.37 |
8.95
|
2016-17
|
秋田
|
41 |
10 |
20.9 |
58.1 |
30.0 |
52.9 |
7.2 |
0.7 |
0.7 |
0.5 |
1.3 |
10.3
|
2016-17
|
LAD
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
脚注
- ^ a b c d 『ディショーン・スティーブンス選手 契約基本合意のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2016年7月25日。http://www.northern-happinets.com/news/7748.html。2016年7月29日閲覧。
- ^ “DeShawn Stephens Bio” (English). サンディエゴ州立大学. 2014年2月5日閲覧。
- ^ “DeShawn Stephens Player Profile” (English). RealGM. 2014年2月5日閲覧。
- ^ “DeShawn Stephens signs at Akita Happinets” (English). Asiabasket.com (2014年2月5日). 2014年2月7日閲覧。
- ^ 『選手契約(新規)基本合意のお知らせ』(プレスリリース)浜松・東三河フェニックス、2013年8月29日。http://www.bj-phoenix.com/blog/?p=12329。2014年2月5日閲覧。
- ^ a b Ed Odeven (2014年2月5日). “East power Akita decides to make roster move: source” (English). ジャパンタイムズ. http://www.japantimes.co.jp/sports/2014/02/05/basketball/east-power-akita-decides-to-make-roster-move-source/#.UvIf4_uoSdU 2014年2月5日閲覧。
- ^ 『選手契約解除のお知らせ』(プレスリリース)浜松・東三河フェニックス、2013年2月4日。http://www.bj-phoenix.com/blog/?p=13735。2014年2月5日閲覧。
- ^ 『選手契約締結のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2014年2月6日。http://www.happinets.net/news-cate02-entry/2014/02/06/4691/。2014年2月6日閲覧。
- ^ 『【継続】ディショーン・スティーブンス選手 契約基本合意のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2014年9月30日。http://www.happinets.net/news-cate02-entry/2014/09/30/10912/。2016年1月5日閲覧。
- ^ “【バスケ】秋田・スティーブンス、ダンクコンテストで5人超えジャンプ”. スポーツ報知. (2015年2月1日). https://web.archive.org/web/20150204035512/http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20150201-OHT1T50104.html 2016年1月5日閲覧。
- ^ 杉浦泰介 (2015年5月24日). “浜松、秋田下して4季ぶり3度目V! bjリーグ ファイナル”. スポーツコミュニケーションズ. 2016年1月5日閲覧。
- ^ a b c d “Chalons-Reims add Stephens to their roster,ex Bandirma-Kir.” (English). eurobasket.com (2016年1月4日). 2016年1月5日閲覧。
- ^ “Akita Happinets welcome back Stephens, ex Chalons-Reims” (English). Asiabasket.com (2016年7月28日). 2016年7月29日閲覧。
- ^ 『選手契約解除のご報告』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2017年2月28日。https://northern-happinets.com/news/20296.html。2017年3月1日閲覧。
- ^ “秋田がスティーブンスとの契約を解除、今季は41試合に出場し422得点を記録”. バスケットボールキング. フロムワン (2017年2月28日). 2017年3月1日閲覧。
- ^ T.C. Greene (2017年3月9日). “D-Fenders Acquire DeShawn Stephens”. Los Angels D-Fenders. 2017年3月10日閲覧。
- ^ “Dinamo Sassari replaces Onuaku with Deshawn Stephens”. eurohoops.net. 2022年11月11日閲覧。
- ^ “Cluj brings in Deshawn Stephens”. euroleaguebasketball.net. 2024年8月19日閲覧。
外部リンク