『ダンスウィズミー』(DANCE WITH ME)は、2019年8月16日公開の日本映画。
あらすじ
ミュージカル嫌いの静香だったが、ある催眠術師により音楽がかかると感情を歌とダンスで表現する催眠術をかけられてしまう[8]。そのせいで仕事はできなくなり、思いを寄せる上司とも別れざるを得ない状況に。静香は元に戻るため、逃亡した催眠術師を探しに旅に出る[9]。
キャスト
- 鈴木静香
- 演 - 三吉彩花[10][11][12][13][14]
- 有名企業で働くOLだが、真面目であり続けようと内心無理をしている。子供のころから不自然に歌い、踊るミュージカルを苦手にしているが、マーチン上田の催眠術で音楽を聴くと歌い踊らずにはいられない体質になってしまう[15]。
- 斎藤千絵
- 演 - やしろ優[16][17]
- プロダンサーにあこがれるフリーターで、お金とイケメンに目がない。夢を叶える為、マーチン上田のサクラとして働き、静香とともに消えたマーチンを探す。
- 山本洋子
- 演 - chay[18][19][20]
- 北を目指す訳ありのストリートミュージシャン[21]。言葉は新潟ネイティブ。
- 村上涼介
- 演 - 三浦貴大[22][23]
- 周囲の憧れの対象となっている清廉潔白のエリートサラリーマンだが、笑顔が妙に嘘くさい雰囲気を放つ。
- 渡辺義雄
- 演 - ムロツヨシ[24][25]
- マーチンの行方を捜す興信所の調査員。
- マーチン上田
- 演 - 宝田明[26][27][28]
- かつて一世を風靡した、逃げ足の速いインチキ催眠術師。
スタッフ
使用楽曲
歌の選曲は50代くらいの世代が口ずさめて、振り付けも出来るような曲が選考された。矢口監督のジャズへの強い思い入れから、ミュージカルシーンをGENTLE FOREST JAZZ BANDが編曲し、演奏された[46][47]。
公開まで
- 製作
「普通に生活している人が突然歌い出す」そのようなミュージカルに抵抗感のあった矢口が『ラ・ラ・ランド』に触発されて、「なぜ急に」歌い始め、踊り出すのかという疑問に答える映画を、「ミュージカルが好きな人」は勿論「苦手な人にこそ観てもらいたい」と、自ら脚本と監督を手掛けた。
歌って踊れ、演技も出来る主演は選考が繰り返され、およそ500名の応募者の中から三吉彩花がオーディションで抜擢された。選んだ矢口は「三吉さんに会えた。宝物を発見したような感覚」と心境を表した。
特技のダンスもオーディションでは必ずしも自信を持てなかった三吉は、不安はありながらも「まずは自分が楽しむ、そして周りを巻き込む」と意気込みを語り、クランクインの2か月前から歌やダンスにポールダンスなど250時間をトレーニングに費やし、全てのミュージカルシーンを吹き替えなしで撮影に挑んだ[48][49][50]。
2018年7月24日に撮影が開始され、東京、千葉、埼玉、新潟、函館などでロケを行い、10月4日にクランクアップした[51][52][53][54][55][56]。
- プロモーション
- 2019年に開催された海外の映画祭で上映され、矢口と三吉が訪問した[62]。
- 2019年8月16日の公開初日に、丸の内ピカデリーで舞台挨拶が行われた。
矢口はサプライズで三吉に宛てた手紙を読み上げ、歌やダンスに、プロモーション活動を労った。そしてオーディションでは不安の声のある中で自分だけが「三吉さんでいきましょう」と決断し「あなたなら絶対、この役をやれます」と激励したエピソードを紹介。「僕の目に狂いはなかった。よく頑張りました。矢口組に参加してくれて有難う」と健闘を称え、感涙した三吉は、自信をなくした撮影時の心境を振り返って「本当に嬉しい」と、矢口の言葉や寄せられた応援のコメントに感謝した[79][80][81][82]。
- 出演者の三吉彩花、やしろ優、chayの3人[84]によるプロモーションが展開された[85]。
- 映画の公開に向けて、本編映像とメイキングを含むフィルムクリップや、オリジナル動画が制作され公開された。
- 劇中の振り付けを担当した[31]、電撃チョモランマ隊らによるダンス映像が公開された。
公開後
- 映像ソフト
- 公開後の映画祭
- テレビ放送
- 海外公開
受賞
関連書籍
脚注
注釈
出典
外部リンク