『ダウン・オン・ジ・アップサイド』(Down on the Upside)は、サウンドガーデンが1996年に発表した5作目のスタジオ・アルバム(メジャー・デビュー後としては4作目)。サウンドガーデンは、本作を最後に一度解散した。
解説
バンドの母国アメリカでは、前作『スーパーアンノウン』(1994年)に続く1位獲得は果たせなかったが、Billboard 200で最高2位に達し、バンドにとって2作目の全米トップ10アルバムとなって[3]、1996年8月にはプラチナ・ディスクに認定された[16]。収録曲「プリティ・ヌース」は、第39回グラミー賞の最優秀ハード・ロック・パフォーマンス部門にノミネートされた[17]。
オーストラリアでは、6曲入りのボーナス・ディスク『Down Under on the Upside』を追加したCD2枚組のヴァージョンも発売された[18]。
本作発表後の1996年6月27日から8月4日にかけて、バンドはロラパルーザに出演した[19]。本作に伴うツアーのライヴ音源を、サウンドガーデンにとって初のライヴ・アルバムとして発表する計画もあったが、バンドはその前に解散してしまい、再結成後の2011年にようやく、1996年のライヴ音源を収録したアルバム『Live on I-5』が発表された[20]。
収録曲
特記なき楽曲はクリス・コーネル作詞・作曲。
- プリティ・ヌース - "Pretty Noose" - 4:12
- ライノソー - "Rhinosaur" (Chris Cornell, Matt Cameron) - 3:14
- ゼロ・チャンス - "Zero Chance" (C. Cornell, Ben Shepherd) - 4:18
- ダスティ - "Dusty" (C. Cornell, B. Shepherd) - 4:34
- タイ・コッブ - "Ty Cobb" (C. Cornell, B. Shepherd) - 3:05
- ブロウ・アップ・ジ・アウトサイド・ワールド - "Blow Up the Outside World" - 5:46
- バーデン・イン・マイ・ハンド - "Burden in My Hand" - 4:50
- ネヴァー・ネイムド - "Never Named" (C. Cornell, B. Shepherd) - 2:28
- アップルバイト - "Applebite" (C. Cornell, M. Cameron) - 5:10
- ネヴァー・ザ・マシーン・フォーエヴァー - "Never the Machine Forever" (Kim Thayil) - 3:36
- タイター&タイター - "Tighter & Tighter" - 6:06
- ノー・アテンション - "No Attention" - 4:27
- スウィッチ・オープンズ - "Switch Opens" (C. Cornell, B. Shepherd) - 3:53
- オーヴァーフローター - "Overfloater" - 5:09
- アン・アンカインド - "An Unkind" (B. Shepherd) - 2:08
- ブート・キャンプ - "Boot Camp" - 2:59
参加ミュージシャン
アディショナル・ミュージシャン
脚注
|
---|
|
スタジオ・アルバム | |
---|
ライヴ・アルバム | |
---|
コンピレーション・アルバム | |
---|
主な楽曲 | |
---|
関連項目 | |
---|