ダイハード・ビクセン 地獄の巨乳戦士
『ダイハード・ビクセン 地獄の巨乳戦士』(原題:Sorority House Massacre III: Hard to Die、別題:Tower of Terror、または短くHard to Die)[1]は、1990年のアメリカのスラッシャー映画で、マーク・トーマス・マクギーとジェームズ・B・ロジャーズが脚本を担当し、ジム・ウィノースキーが監督を務めた。ゲイル・ハリスとメリッサ・ムーアが主演を務めている。本作は、ウィノースキー監督による前作『Sorority House Massacre II』と同様のストーリーで、さらに同じ女優を多く起用しているので、実質的には前作のリメイクとなっている。 1990年にオリジナルビデオ作品として発売されたが、1992年に『Tower of Terror』の名で劇場公開され、NC-17のレーティングを受けた。 あらすじビバリーヒルズの高層ビルにある女性向けの下着会社で、ドーン(ロビン・ハリス)、ジャッキー(デブラ・デア)、テス(メリッサ・ムーア)、シェーン(ブリジェット・カーニー)に新人のダイアナ(リンゼイ・テイラー)を加えた五人は、棚卸のために休日出勤のみならず深夜まで残業をしていた。 さて、このビルの管理人であるオーヴィル・ケッチャムには、とある殺人事件の犯人ではないかといううわさがあったが、彼自身は犯人が悪霊化した前の家主だと主張している。 残業中の5人の元へ、怪奇現象研究家・ニュートン博士(フォレスト・J・アッカーマン)宛の荷物が誤配されてくる。中に入っていた木箱には恐ろしい悪霊が封じ込められていた。 その後、5人は誰もいない高層ビルに閉じ込められ、狂った殺人鬼に追われる羽目になる。 キャスト
製作ジム・ウィノースキー監督は、ジュリー・コーマンのために前作『Sorority House Massacre II』を製作した。ジュリーの夫ロジャーは、同じストーリーとキャストでリメイクすることをウィノースキーに求めた。「ロジャー・コーマンは、私がたった7日間で彼の妻のためにしたことを見て、自分にも同じことをしてほしいと思ったのです」とウィノースキーは語っている[2]。 コーマンは『Corporate Affairs』(1990年)で使用した、受付といくつかの家具などから構成されるセットを再利用しようと考えていた。脚本を担当したマーク・トーマス・マクギーによると
マクギーによると、脚本を書くのに1週間しかなかったとのことだった。当初、5日間をかけて書いていた脚本の内容は現在とは別の方向に進んでいた。しかし、コーマンが純粋にリメイクを望んでいることに気づき、2日間かけて脚本を練り直した[3]。 ウィノースキー監督は、本作において「オーヴィルの苦難をさらに極端なものにした」と述べている[2]。 本作は『Tower of Terror』という別題でも知られている[3]。 脚注注釈出典
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