ゾンバ・ミュージック・グループ
ゾンバ・ミュージック・グループ(Zomba Music Group)は、1977年にクライヴ・カルダーによって最初は出版事業として設立、1981年にレコード・レーベルに乗り換える。 概要2002年6月にBMGに買収されるまでは、世界最大のインディペンデント・レーベル音楽会社で、2002年当時大手5会社と並ぶほどの規模が大きかった。尚BMGはソニー・ミュージックエンタテインメントと合併し、ソニーBMG(現在はソニー・ミュージックエンタテインメント)を設立。ゾンバは旧BMG勢の傘下にある。これに伴い、日本でも2003年にBMGの日本法人であるBMGファンハウス(後のBMG JAPAN、現在はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルに併合)と合併した。[注釈 1] 日本国内ではかつてCBS・ソニー(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)(1981年–1986年)やアルファレコード(現:ソニー・ミュージックパブリッシング)(1986年–1993年)やBMGビクター(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)(1993年–1996年)やエイベックス(1996年–2000年)[注釈 2]と提携していた。その後、2000年10月1日に、フジサンケイグループの系列からの出資・経営支援により、独立し日本法人「ゾンバ・レコーズ・ジャパン」を設立したこともあった。[注釈 3]日本レコード協会(RIAJ)の準会員であった。現在、ゾンバ・ミュージック・グループの日本盤はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル・RCA/JIVEグループを経て、ソニー・ミュージックレーベルズから発売されている。 沿革
BMGに合併するまでの流れBMGはEMIと合併する予定であったが、EMIは独占禁止法が問題あることを懸念し2001年に合併を解消した(EMIは過去にもワーナー・ミュージック・グループとの合併解消の経験があった)。背景には条件としてヴァージン・ミュージック・グループを手放さなかった事もある。この合併が成立すると、ユニバーサル・ミュージック・グループに並ぶ世界最大のレコード会社になる予定だった。 そこでBMGは独立系のレーベルの買収に踏み切る。ゾンバの音楽出版部門を1991年に25%、レコード部門を1996年に20%獲得しており、買収を確実と見ていたからだ。そして2002年6月にゾンバを28億5000万ドルで買収した。 主レーベル
脚注注釈出典外部リンク |