ソビエト連邦の自治州はソビエト領内のいくつかの小さな民族のために設置された行政組織。より大きな民族では自治共和国が、より小さな民族では自治管区が組織された
多くがソビエト初期にコレニザーツィヤ政策の下で設置され、帝政ロシア時代とは異なり、自治州ではソビエト連邦構成共和国内の諸民族のためにある程度の自治権が与えられていた。スターリン時代には自治権が小さくなったものの、スターリン死後は徐々に自治権が回復した。
後に多くが自治共和国に昇格し、連邦崩壊以降はロシア連邦共和国を構成する共和国になった。これらの変化によって自治権は拡大した。
コーカサスの自治州は現在でも民族紛争の火種となっている。
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国
初期に設置された自治州は多くが合併や分割の後、自治共和国に昇格した。
1978年のロシアSFSRの憲法によって、自治州が地域の下位にあると明示された。これは1990年12月15日に自治州はロシアの直接の下位であると明示されたことで書き換えられた。1991年6月、5つの自治州が存在し、このうち4つは1991年7月3日に共和国の地位に上昇した。
東欧
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国
ベラルーシ・ソビエト社会主義共和国
中央アジア
タジク・ソビエト社会主義共和国
ウズベク・ソビエト社会主義共和国
コーカサス
アゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国
グルジア・ソビエト社会主義共和国
関連項目