セーニ (イタリア)

セーニ
Segni
セーニの風景
行政
イタリアの旗 イタリア
ラツィオ州の旗 ラツィオ
県/大都市 ローマ
CAP(郵便番号) 00037
市外局番 06
ISTATコード 058102
識別コード I573
分離集落 Pantano
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 2B (sismicità media)
気候分類 zona E, 2331 GG
公式サイト リンク
人口
人口 9,134 [1](2019-01-01)
人口密度 149.7 人/km2
文化
住民の呼称 segnini
守護聖人 San Bruno
祝祭日 7月18日
地理
座標 北緯41度41分 東経13度01分 / 北緯41.683度 東経13.017度 / 41.683; 13.017座標: 北緯41度41分 東経13度01分 / 北緯41.683度 東経13.017度 / 41.683; 13.017
標高 668 (187 - 1378) [2] m
面積 61.03 [3] km2
セーニ (イタリア)の位置(イタリア内)
セーニ (イタリア)
セーニの位置
ローマ県におけるコムーネの領域
ローマ県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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セーニイタリア語: Segni)は、イタリア共和国ラツィオ州ローマ県にある、人口約9,100人の基礎自治体コムーネ)。

名称

現代のイタリア語以外の言語では、以下の名称を持つ。

地理

位置・広がり

ローマ県南東部のコムーネ。

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。カッコは県名略記号

歴史

古代ローマの資料によると、紀元前6世紀王政ローマの第7代王タルクィニウス・スペルブスは、この地にローマの植民都市を建設し、のちにシグニアと呼ばれるようになった[4]紀元前495年に追加の植民者が送られたと記録されている[5][6]

古代の建築は、主に共和制時代にさかのぼるものが残っている。これには、多角形の石積みを使用して建てられた防壁も含まれる。防壁には、巨石を軒縁 (architrave) に用いた Porta Saracena などの城門のシステムが組み込まれている。セーニの古代アクロポリスの頂上には、ユーノーモネータの寺院の基壇が残っており、中世(10世紀)に築かれた聖ペテロ教会を支えている。

セーニは、12世紀半ばに王宮を建てた教皇エウゲニウス3世をはじめ、さまざまな教皇たちが避難所として用いた。オルシーニ家の宿敵であるマルシ伯爵家 (Counts of Marsiは、12世紀にセーニを獲得し、コンティ家イタリア語版(コンティ・ディ・セーニ家)と呼ばれるようになった一族からは、数人の教皇(インノケンティウス3世グレゴリウス9世アレクサンデル4世)と多くの枢機卿を輩出した。

1558年、教皇パウルス4世と戦っていたアルバ公フェルナンド・アルバレス・デ・トレドの軍隊によってセーニは略奪された。カンパーニャ (it:Campagna e Marittimaの他の町の住民も逃げ出したため、膨大な戦利品が捕獲された。

行政

山岳部共同体

広域行政組織である山岳部共同体イタリア語版 XVIII Comunità dei Monti Lepini  (itに属する。

人物

ゆかりの人物

脚注

  1. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2019 by sex and marital status” (英語). 2019年10月6日閲覧。
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Roma(dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年12月1日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale(Kmq) - Roma(dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年12月1日閲覧。
  4. ^ Livy, Ab urbe condita, 1.56; Dionysius of Halicarnassus 4.63
  5. ^ Livy, Ab urbe condita, 2:21
  6. ^ Quilici, L., S. Quilici Gigli, DARMC, R. Talbert, S. Gillies, T. Elliott, J. Becker. “Places: 423072 (Signia)”. Pleiades. October 20, 2014閲覧。

外部リンク